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本日の一曲 vol.284 小林万里子 すんまへんのブルース(への4番) (1980) cf. 竹田和夫 クリエイション

小林万里子さんは、1954年生まれの関西出身のブルースシンガーです。小林さんご自身のプロフィールはこちらをご覧ください。

お歌いになる題材のせいか、山あり谷ありのブルースシンガーらしい生き様だったと思います。プロフィールにあるとおり、1978年にフォーライフレコードのオーディションに合格し、1979年にファーストシングル「朝起きたら…」をリリースし、本日ご紹介する「すんまへんのブルース(への4番)」は1980年リリースの3枚目のシングルになります。

筆者も小林さんのファンの一人ですが、他にも「サイケおやじ」さんの記事がありましたので、これもご紹介します。

ところで、筆者は、この「すんまへんのブルース」のブルージーなギターは、ずっと竹田和夫さんが弾いていらっしゃると思っていました。なぜそう思うに至ったのかは、すでに40年以上も前のことなので覚えておりません。

竹田和夫さんといえば、クリエイションのギタリストであり、カルメン・マキさんとブルース・クリエイションで活動をしていたこともありました。

ブルース・クリエイション解散の後、竹田さんは、内田裕也さんのサポート・バンドで活動し、1975年、内田さんのプロデュースで、ファーストアルバム「クリエイション」をリリースしました。このアルバムから「タバコ・ロード(Tobacco Road)」です。

1976年には、以前にマウンテン(Mountain)の前座を務めた関係で、フェリックス・パパラルディ(Felix Pappalardi)さんにプロデュースを依頼して、セカンドアルバム「クリエイション・ウイズ・フェリックス・パパラルディ」をリリースしました。このアルバムから「夢の彼方に(Dreams I Dream Of You)」です。

その後、1977年に全日本プロレスのドリー・ファンク・ジュニア&テリー・ファンクのザ・ファンクスの入場テーマ「スピニング・トーホルド」をリリースしました。

また、1978年ころ、TBSテレビ系列で放映されていた「ムー一族」のテーマ曲「暗闇のレオ」も演奏されていました。

そのような流れで、1980年の「すんまへんのブルース」のリリースへと至るのですが、今回「すんまへんのブルース」をご紹介するに当たり、この曲のレコーディング・メンバーを調べたところ、見つからず、もはやシングル盤自体も手元になく、ようやく「すんまへんのブルース」のレコード盤に「編曲石川鷹彦」さんとクレジットされているのを発見しました。石川鷹彦さんといえば、それはビッグなギタリストであり、有名なプレイの一つに風の「22才の別れ(1975)」があります。

とすると、「すんまへんのブルース」のギターも石川さんが弾いていらっしゃるのかも、と思ったのですが、どうなんでしょうか。筆者は、「すんまへんのブルース」のリリース以来、40年以上もギターは竹田和夫さんが弾いていらっしゃると思っていたのですが、どうなんでしょう?

(by R)

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