本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第48番 マリア・テレジア (Sinfonia No.48 "Maria Theresia", 1769)
交響曲第48番は、1773年にマリア・テレジア皇后がエステルハージ宮廷を訪問した時に演奏されたと言い伝えられてきたことから「マリア・テレジア」という愛称がついています。
しかし、この交響曲には自筆譜がなく、1769年のコピーが見つかったことから、現在では、マリア・テレジア皇后の訪問とは関係がないと考えられています。ただ、一通り聴いてみると、祝祭の雰囲気にあふれ、「マリア・テレジア」の愛称がつけられたのも納得できるところです。
交響曲第48番ハ長調「マリア・テレジア」(Sinfonia No.48 C Dur "Maria Theresia", Hob.I:48)
第1楽章 Allegro 祝祭的な楽章であり、長い間、マリア・テレジアと呼ばれてきたことにもうなづける音楽です。
第2楽章 Adagio 優美なアダージョです。このアダージョは短調に転調することはありません。
第3楽章 Menuet & Trio. Allegretto 民俗舞曲と軍隊風のファンファーレがあるメヌエットと短調に転ずるトリオです。
第4楽章 Finale. Allegro 弦楽器の8分音符のリズムが支配する祝祭的なフィナーレです。
アメリカ・ニューヨーク州にあるバード大学の「トン~ザ・オーケストラ・ナウ(TŌN The Orchestra Now)」の演奏です。指揮は、レオン・ボットスタイン(Leon Botstein)さんです。
カリフォルニア・フィルハーモニック・ユース・オーケストラ(California Philharmonic Youth Orchestra, CPYO)のアソシエイト・オーケストラ(The Associate Orchestra)の演奏です。
フェレンツ・フリッチャイ(Ferenc Fricsay)さん指揮RIAS交響楽団(RIAS Symphony Orchestra)の演奏です。
(by R)
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