本日の一曲 vol.298 トゥール ニューマ (Tool: Pneuma, 2019)
トゥールは、1990年にアメリカで結成されたバンドで、デビュー当初からヘビーな音楽を創り上げてきました。ジャンル分けで言うと、プログレシブ・メタルと言うのが一番分かりやすいと思います。寡作であり、これまでリリースしたアルバムは、1993年の「Undertow」、1996年の「Ænima」、2001年の「Lateralus」、2006年の「10,000 Days」、そして、今回の「ニューマ」が収録されている2019年の「Fear Inoculum」の5作しかありません。ヘビーな音楽なので、商業的にはどうかと思いきや、ファーストアルバムの「Undertow」が最高位全米19位でしたが、「Ænima」が全米2位になった後、残りの3作はすべて全米1位になったほど、商業的にも大成功したのでした。
ご存じない方もいらっしゃるかと思いますので、ともかく聴いてみてください。おそらく「え、これが全米1位!?…」となるはずです。奇怪な変拍子からなるダウナーな音楽です。
つい最近、ドラマー向けのカナダのサイト「Drumeo(ドラメオ)」から、興味深い動画が公開されました。
こちらには、drumeoでのサイモン・フィリップス(Simon Phillips)さんの動画あります。
「ニューマ」は、トゥールのドラマーであるダニー・ケアリー(Danny Carey)さんのもっとも複雑なドラミングだと言われる曲ですが、今回の動画は、この曲をドリーム・シアター(Dream Theater)のマイク・ポートノイ(Mike Portnoy)さんが短時間で演奏をマスターするというドキュメンタリーな動画です。
動画は、英語なので、YouTubeの字幕機能を使って日本語字幕でご覧ください。
この動画の中で参考にしているダニー・ケアリーさんのドラミングの動画は次の動画です。再生回数が半端ないですね。
トゥールをもっと聴きたいという方には、こちらのプレイリストをご利用ください。
Undertow (1993)
Ænima (1996)
Lateralus (2001)
10,000 Days (2006)
Fear Inoculum (2019)
(by R)