本日の一曲 vol.398 ハービー・ハンコック スピーク・ライク・ア・チャイルド (Herbie Hancock: Speak Like A Child, 1968)
ハービー・ハンコックさんの1968年リリースのアルバム「スピーク・ライク・ア・チャイルド」は、ハービーさんのアコースティック・ピアノ、ロン・カーター(Ron Carter)さんのベース、ミッキー・ローカー(Mickey Roker)さんのドラムに、サド・ジョーンズ(Thad Jones)のフリューゲルホーン、ピーター・フィリップス(Peter Phillips)さんのバス・トロンボーン、ジェリー・ドジオン(Jerry Dodgion)さんのアルト・フルートという金管楽器3本の編成という珍しいスタイルによる録音です。
本日ご紹介するのは、ボサノヴァ風の美しい音楽のアルバム・タイトル曲ですが、ハービー・ハンコックさんが後にファンク・ミュージックをやるようになってからは、この「スピーク・ライク・ア・チャイルド」のような音楽には関わりたくないと話していたようです。
アルバムのプレイリストです。
noteにはhsysblogさんの記事がありました。
ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)さんのカバー(Kuru / Speak Like A Child, 1976)です。前半がジャコ・パストリアスさん作曲の「クル」、後半が「スピーク・ライク・ア・チャイルド」で、ハービー・ハンコックさんもピアノで参加しています。
ところで、"speak like a child" とは「こどものように話す」という英語ですが、子供らしい無邪気さや素直さ、時には単純さや未熟さを指して使われるフレーズだそうです。
ポール・ウェラー(Paul Weller)さんがジャム(The Jam)を解散して、スタイル・カウンシル(The Style Council)で再出発した時のデビュー曲も「スピーク・ライク・ア・チャイルド(Speak Like A Child, 1983)」でした。
ジャムの記事はこちらをご覧ください。
(by R)