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本日の一曲 vol.466 ヤードバーズ 幻の10年 (Yardbirds: Happenings Ten Years Time Ago, 1966)

ヤードバーズは、ボーカルのキース・レルフ(Keith Relf)さんとドラムのジム・マッカーティ(Jim McCarty)さんが中心となり、1962年に結成されたバンドで、バンド名は、ジャズのサックス奏者チャーリー・バーカー(Charlie Parker)さんのニックネームだった「yardbird」が由来になっています。

そして、ヤードバーズは、何よりも、エリック・クラプトン(Eric Clapton)さん、ジェフ・ベック(Jeff Beck)さん、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)さんという「ヤードバーズの三羽烏」と呼ばれる3人のギタリストを輩出したバンドということで有名です。本日ご紹介する「幻の10年」は、ジェフ・ベックさんとジミー・ペイジさんがツイン・ギターで録音で参加した唯一の曲です。

この曲は、まず、トッド・ラングレン(Todd Rundgren)さんが1976年にアルバム「フェイスフル(Faithful)」でカバーしました。

また、日本のバンドのクリエイションが1977年のアルバム「エレクトリック・ピュア・ソウル(Electric Pure Soul)」でカバーしました。

1995年にリリースされたジェフ・ベックさんへのトリビュート盤「ジェフォロジー(Jeffology)」では、ミック・マーズ(Mick Mars)さんがカバーしました。

ところで、ヤードバーズがこの曲をリリースして間もなく、ジェフ・ベックさんはバンドを脱退し、少しの間、ソロ活動をしてから、ロッド・スチュワート(Rod Stewart)さんをボーカルに据えた「ジェフ・ベック・グループ(Jeff Beck Group)」を結成して、その音楽は、後々、ブルースを基本にしたハード・ロックの原型と言われました。アルバム「トゥルース(Truth, 1968)」に収録された「ロック・マイ・プリムソウル(Rock My Plimsoul)」です。

ジミー・ペイジさんが結成したレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の当初のコンセプトは、ジェフ・ベック・グループのそれと同じだと言われています。1969年にリリースされたファースト・アルバムから「君から離れられない(I Can't Quit You Baby)」です。

(by R)

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