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本日の一曲 vol.558 矢野顕子:あんたがたどこさ (1976)
先日、原田ねくらさんをご紹介したときに、矢野顕子(1955年2月13日生)さんの「ふりむけばカエル」もご紹介しました。
矢野顕子さんのデビューアルバムは、1976年7月にリリースされた「JAPANESE GIRL」でしたが、このアルバムのA面は、ロサンジェルスで、ローウェル・ジョージ(Lowell George, 1945年4月13日生~1979年6月29日没)さんなどリトル・フィート(Little Feat)のメンバーがバックで演奏し、B面は細野晴臣(1947年7月9日生)さんはじめ、日本のミュージシャンがバックで演奏したもので、矢野顕子さんの非凡さが明らかにされたものでした。
同じ年の1976年12月に立て続けにライヴ・アルバム「長月 神無月」がリリースされたのですが、初めて聴いたときは「天才か!」と思いました。このアルバムは、1976年9月12日の渋谷公会堂でのデビューコンサートの記録です。今でこそ清水ミチコ(1960年1月27日生)さんやエハラマサヒロ(1982年5月29日生)さんの芸がありますが、ロックの人が童謡をメドレーで歌うなどということは誰も思っていなかったと思います。確かに、「JAPANESE GIRL」には、島田芳文さん作詞、古賀政男さん作曲の「丘を越えて」が収録されていましたが、まさか「あんたがたどこさ」「いもむしごろごろ」などの童謡をジャズ風、ブルース風にピアノを演奏して歌うということは想像できませんでした。
アルバムのプレイリストです。
矢野顕子さんの過去記事です。
(by R)
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