本日の一曲 vol.14 スティーヴ・ヴァイ 悪魔のギタリスト:ジャック・バトラー - Bad Horsie (Steve Vai: Bad Horsie, 1995)
今回の「Bad Horsie」は、馬の鳴き声を模したスティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)さんのギターが炸裂する一曲です。
コロナ禍の下で、スタジオでセルフカバーをした動画もありました(2020年)。
スティーヴさんのキャリアは、1980年、フランク・ザッパ(Frank Zappa)さんの採譜役からスタートしますが、とても大変な仕事だったようです。
その後、1986年、悪魔に魂を売り渡したギタリスト「ジャック・バトラー」役で、映画「クロスロード」に出演しますが、今回の「本日の一曲」の「Bad Horsie」は、そのときに弾いたフレーズがベースになっています。
クロスロードの主役であるユージン役は、ベスト・キッドのラルフ・マッチオさんが演じるのですが、このユージンとジャックがギター・バトルを繰り広げるのです。このときに弾いたフレーズです。
さて、このギター・バトルは、ユージンがクラシック系のフレーズを持ち出して、ジャックがこれを弾けなかったため、ユージンが勝つという流れなのですが、このクラシック系のフレーズは、パガニーニのカプリース第5番イ短調からの引用になっています。もちろん映画ではスティーヴさんが弾いた音源が使用されており、ラルフさんが当て振りをしております😄。
ちなみにラルフさんは1961年11月生まれ、スティーヴさんは1960年6月生まれで、この映画が発表された1986年3月には、それぞれ24歳と25歳で、1歳違いでした。
パガニーニのカプリース第5番イ短調については、ここではSumina Studerさんの演奏を紹介します。
(by R)
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