本日の一曲 vol.446 ポール・デズモンド 10月 (Paul Desmond: October (Outubro), 1969)
ポール・デズモンド(Paul Desmond)さんは、1924年11月25日にアメリカ・カリフォルニア・サンフランシスコで生まれたミュージシャンです。12歳のころからクラリネットの勉強を始めましたが、サンフランシスコ州立大学に入学した頃からアルトサックスに持ち替えました。1943年の大学1年生の時にアメリカ陸軍に徴兵され、第2時世界大戦後、ミュージシャンとして働き始め、1951年にピアニストのデイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck)さんたちとデイヴ・ブルーベック・クヮルテット(The Dave Brubeck Quartet)を結成して活躍しました。
デイヴ・ブルーベック・クヮルテットでは、ジャズの5拍子のスタンダードナンバーとなった「テイク・ファイヴ(Take Five, 1959)」を作曲、演奏しました。
同曲が収録されたアルバム「タイム・アウト(Time Out)」のプレイリストです。
また、1964年春に日本公演を行い、同年8月にアルバム「日本の印象(Jazz Impressions of Japan)」をリリースしました。このアルバムから「トーキョー・トラフィック」とアルバムのプレイリストです。
1967年、ブルーベックさんが作曲に専念したいということで、クヮルテットは解散し、デズモンドさんは、バンド・リーダーとして演奏活動を継続しました。1969年には、まだ20代前半だったブラジルの新進気鋭の巨匠ミルトン・ナシメント(Milton Nasciment)さんの作品を取り上げ、アルバム「ホット・アフタヌーン(From The Hot Afternoon)」をリリースしました。
ナシメントさんは、「本日の一曲」でも紹介したことがありました。
本日ご紹介するのは、前回と同じ曲目になりますが、同じ「10月」のインストゥルメンタル・バージョンです。
アルバムのプレイリストです。
(by R)