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本日の一曲 vol.41 ベートーヴェン 交響曲第1番 (Beethoven: Symphony No.1, 1800, by Toscanini, Marcel Simader & Les Passions de l'Âme)

ベートーヴェンの交響曲第1番は、ベートーヴェンが29歳のときに作曲したものですが、ピアニストとして生計を立てながら、作曲の勉強をし、はじめての交響曲を作曲したということになります。初演は、1800年に彼自身の指揮で演奏されたようです。

まず古い録音ですが、ザクザクと音が鳴っているようなアルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini)指揮NBC交響楽団(NBC Symphony Orchestra)の1939年の演奏を紹介します。さすがに1939年の録音ですのでモノラルですし、実際にはどんな音が鳴っていたのかを想像しながら聴いてみてください。

当時ベートーヴェンは耳の病気も進んでいたようですが、彼自身の指揮による演奏もきっとトスカニーニの演奏のようだったのではないかと想像したりします。ベートーヴェンはピアニストでもありましたので、作曲はきっとピアノを弾きながらやっていたのだろうなと想像したりもするのですが、ベートーヴェンの交響曲には、フランツ・リスト(Franz Liszt)がピアノ演奏のために編曲したものがあります。

この動画は、Marcel Simaderさん制作によるもので、音楽と楽譜がシンクロしたものです。

最後に、最近公開されたばかりの動画で、ベルギーの団体である「Les Passions de l’Âme(魂の情熱)」による演奏をご紹介します。こちらは、ベートーヴェンの初演を演奏した楽団のメンバーはきっとこんなふうだったのだろうな、などと想像しながら聴いてみてください。演奏する皆さん、立って演奏してますね!

(by R)

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