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本日の一曲 vol.441 ミランダ・ランバート 火薬と弾丸 (Miranda Lambert: Gunpowder & Lead, 2007)

本日は、パートナーからDVを受けた女性がそのパートナーを○してしまうという曲を3曲ほど紹介します。いずれもアメリカの曲ですが、日本にはあまりない類型の曲です。しかも、いわゆるカントリー・ミュージックであり、リスナーの層は、普通の20代~60代くらいの女性でしょうから、アメリカのマーケットは成熟しているのだなと思います。

1曲目は、ミランダ・ランバートさんの「Gunpowder & Lead」という曲です。ミランダさんは、1983年11月10日にアメリカ・テキサスのロングビューで生まれたカントリーシンガーです。デビューは2004年、2005年のデビューアルバム「Kerosene(灯油の意)」はプラチナ・ディスクになりました。

本日の一曲では、アメリカのカントリー・ミュージックについて何度か紹介していますが、アメリカにおけるカントリー・ミュージックの人気の高さには意外という意味で本当に驚かされます。先日もドワイト・ヨアカムさんの曲を紹介しました。

本日ご紹介する曲は、セカンドアルバム「Crazy Ex-Girlfriend(いかれた元カノの意)」に収録された1曲で、タイトルの「Gunpowder & Lead」は、「火薬と弾丸」という意味です。つまり、DVを受けたパートナーをショットガンで○しに行く、という歌の内容になっています。曲調は、カントリーというよりもロック寄りになっています。

この曲が収録されたアルバム・タイトルもなかなか素敵なので、プレイリストを紹介します。

また、ギブソンでは、ミランダ・ランバート・ブルーバードというアコースティック・ギターのミランダ・モデルを制作しています。

2曲目は、マルティナ・マクブライド(Martina McBride)さんの曲です。マルティナさんは、1966年7月29日にアメリカ・カンザスのシャロンで生まれた同じくカントリー・シンガーです。デビューは1992年でこれまで十数枚のアルバムをリリースし、グラミー賞にも10回以上ノミネートされている実力派のシンガーです。

ご紹介するのは1994年に3枚目のシングルとしてリリースされた「インデペンデンス・デイ(Independence Day)」です。7月4日の独立記念日という意味ですが、娘の視点から描いた曲で、アルコール依存症の父からDVを受けていた母が家ごと燃やしてしまって、娘は施設に送られるという内容になっています。

3曲目は、(デキシー)チックスの曲です。チックスについては、以前紹介したことがありました。

ご紹介するのは「グッバイ・アール(Goodbye Earl)」です。この曲は、2000年にディクシー・チックスの3枚目のシングルとしてリリースされました。歌の内容は、メリーアンとワンダは学生時代の親友、ワンダは、アールと結婚しましたが、アールからDVを受けたので、離婚を申請して、接近禁止命令を得たものの、アールは命令を無視して、ワンダに再び暴力を振るいます。そこへメリーアンが駆けつけて、2人で相談して、アールを○してしまうという内容になっています。

(by R)

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