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本日の一曲 vol.464 欧陽菲菲 雨の御堂筋 (1971)


はじめに

欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)さんは、1949年9月10日に台湾・台北に生まれた歌手で、日本では21歳のときにシングル曲「雨の御堂筋」でデビューし、現在も「アジアの歌姫」として活躍中です。また、夫は元レーサーの式場壮吉さんでした。

式場さんは「キャンティ」の常連だったようです。

雨の御堂筋

「雨の御堂筋」は、欧陽菲菲さんのデビュー曲ですが、当時大ヒットして、1971年大晦日の第13回日本レコード大賞で新人賞を受賞しました。当時、日本レコード大賞は紅白歌合戦とともに大晦日の恒例番組でした。ちなみに、この年のレコード大賞は尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」、最優秀新人賞は小柳ルミ子さんの「私の城下町」でした。

欧陽菲菲さんの「雨の御堂筋」は、日本では絶大な人気を誇ったエレキ・ギター・バンドのベンチャーズ(The Ventures)の作曲です。ベンチャーズ自身も、「Stranger In Midosuji」という題名のインスト曲でリリースしていました。

恋の追跡

欧陽菲菲さんは、翌年の1972年、3枚目のシングル曲として「恋の追跡」をリリースしました。この曲は筒美京平(1940年5月28日生~2020年10月7日j没)さんの作曲ですが、アメリカのブラス・ロック・バンドの「チェイス(Chase)」のデビューアルバム「追跡(Chase, 1971)」に収録された「黒い炎(Get It On)」をリスペクトしたものです。

チェイスのデビューアルバムは、リリース当時、日本では相当人気がありました。1曲目の「オープン・アップ・ワイド(Open Up Wide)」です。

ラヴ・イズ・オーヴァー

欧陽菲菲さんは、その日本語に特徴的な訛りがあり、それがまたワイルドな印象を与えて人気がありました。1979年、シングル曲「うわさのディスコ・クイーン」がリリースされました。

このシングルのB面に収録されていた曲に徐々に人気が集まり、1980年にA面曲「ラヴ・イズ・オーヴァー」としてリリースされ、この曲もまた大ヒットしました。

この曲でアルト・サックスを演奏しているのがジェイク・コンセプション(Jake H. Concepcion, 1936年1月13日生~2017年12月4日没)さんでした。ジェイクさんは、「キング・オヴ・サックス(King Of Sax)」と呼ばれ、松田聖子さんの「SWEET MEMORIES(1983)」などを手掛けていました。

また、「本日の一曲」ではショーグンの記事で紹介したことがありました。

テレサ・テン

欧陽菲菲さんは、同じ台湾出身ということで、日本のテレビでは、たびたび鄧麗君(テレサ・テン)さんと共演していました。

美味飲茶酒樓

欧陽菲菲さんの妹さんである欧陽蓓蓓さんは、渋谷区代官山で中華料理店「美味飲茶酒樓」を経営しています。

台湾ラーメン「味仙」

台湾ラーメンは名古屋のご当地ラーメンとして有名ですが、台湾ラーメンは「味仙」が元祖だということです。

弊社では場所柄、東京都港区新橋が近所ですので、新橋店を愛用しております。

味仙グループの歴史はこちらへどうぞ。

(by R)

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