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本日の一曲 vol.315 ヴィヴァルディ 合奏協奏曲集 調和の霊感 作品3 第6番 イ短調 (Antonio Vivaldi: Concerti L'estro ar,onico" Op.3-6, 1711)

アントニオ・ヴィヴァルディさんの合奏協奏曲集「調和の霊感」作品番号3は、イタリアにあったトスカーナ大公国のメディチ家コジモ3世大公の長子のフェルディナンド・デ・メディチ大公子に献呈されたものです。

「調和の霊感」は1番から12番までの協奏曲からなっており、全部を演奏すると80分くらいになる上、「協奏曲」と名付けられていますが、様々なスタイルの協奏曲があるため、通しの録音ということになると、アンサンブル団体によるものが主流になります。

以下の協奏曲から構成されています。
第1番ニ長調 4つのヴァイオリン、チェロ、弦楽のための協奏曲(RV549)
第2番ト短調 2つのヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲(RV578)
第3番ト長調 ヴァイオリン独奏と弦楽のための協奏曲(RV310)
第4番ホ短調 4つのヴァイオリン、チェロ、弦楽のための協奏曲(RV550)
第5番イ長調 2つのヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲(RV519)
第6番イ短調 ヴァイオリン独奏と弦楽のための協奏曲(RV356)
第7番ヘ長調 4つのヴァイオリン、チェロ、弦楽のための協奏曲(RV567)
第8番イ短調 2つのヴァイオリンと弦楽のための協奏曲(RV522)
第9番ニ長調 ヴァイオリン独奏と弦楽のための協奏曲(RV 230)
第10番ロ短調 4つのヴァイオリン、チェロ、弦楽のための協奏曲(RV 580)
第11番ニ​​短調 2つのヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲(RV 565)
第12番ホ長調 ヴァイオリン独奏と弦楽のための 協奏曲(RV 265)

本日ご紹介するのは、このうち第6番のイ短調で、ヴァイオリン独奏による協奏曲ですが、ヴァイオリン学習者なら初心者のうちに必ず課題として与えられる超有名曲です。スズキメソードの第4巻に第1楽章のみが収録されています(ただ、先生から楽譜のご指定がある場合には必ずそのご指定にしたがってください)。

往年のお二人の大ヴァイオリニストの演奏をご紹介します。

イツァーク・パールマン(Itzhak Perlman)さんのヴァイオリンとイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(Israel Philharmonic Orchestra)の演奏です。

アルトゥール・グリュミオー(Arthur Grumiaux)さんのヴァイオリンとエド・デ・ワールト(Edo de Waart)さん指揮ニューフィルハーモニア管弦楽団(New Philharmonia Orchestra)の演奏です。

(by R)

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