本日の一曲 vol.44 クリス・スペディング 夢のギター・ジャンボリー (Chris Spedding: Guitar Jamboree, 1976)
本日ご紹介するクリス・スペディングさんは、1944年にイギリスで生まれたロック・ギタリストですが、数多くのミュージシャンのレコーディングに参加するセッション・ギタリストとしての仕事が多かった人です。
そんな彼が1976年にご自身のソロ名義でアルバムを発表し、その中に本日の「夢のギター・ジャンボリー(Guitar Jamboree)」という1曲が収録されていました。この曲は、かわいらしいリズムとコード進行で、彼のギター・ヒーローのフレーズを弾きまくるという曲です。意外と人気のある曲で、noteでも「クリス・スペディング」で検索すると、何人かの方がこの曲を紹介しています。
この曲の中で、彼は「誰それのご登場!」と紹介してから、そのギタリストのフレーズを弾くというスタイルなので、誰のフレーズを弾いているのかはすぐにわかります。
ただ、そのギタリストのどの曲のフレーズあるいは雰囲気なのかについてまでは紹介されていないので、筆者自身の考えでこの曲なのではないか、という曲をご紹介します。
まず、アルバート・キング(Albert King)は、ほぼこれで間違いないという曲で、「クロスカット・ソー(Crosscut Saw)」。
次にチャック・ベリー(Chuck Berry)は、同じようなフレーズを何曲かで弾いているのですが、「ロールオーバー・ベートーヴェン(Roll Over Beethoven)」。
ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の導入部は、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(Jimi Hendrix Experience)の「風の中のマリー(The Wind Cries Mary)」。
曲に入ってからは、ちょっとわからなかったのですが、雰囲気としては同じく「カモン(Come On (Let the Good Times Roll))」 が近いかなと。
ジャック・ブルース(Jack Bruce)はたぶんクリーム(Cream)の「アイム・ソー・グラッド(I'm So Glad)」。
ピート・タウンゼント(Pete Townshend)は、ザ・フー(The Who)の「ピンボールの魔術師(Pinball Wizard)」。
キース・リチャーズ(Keith Richards)は、たぶんローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の「ブラウン・シュガー(Brown Sugar)」。
ジョージ・ハリスン(George Harrison)は、ビートルズ(The Beatles)の「サムシング(Something)」。
エリック・クラプトン(Eric Clapton)は、デレク・アンド・ザ・ドミノス(Derek And The Dominos)の「レイラ(Layla)」。
ジミー・ペイジ(Jimmy Page)は、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の「ハートブレーカー(Heartbreaker)」 。
ジェフ・ベック(Jeff Beck)は、ヤードバーズ(Yardbirds)の「ジェフのブギー(Jeff's Boogie)」。
ポール・コゾフ(Paul Kossoff)は一音だけですが、フリー(Free)の「ミスター・ビッグ(Mr. Big)」。
レズリー・ウエスト(Leslie West)は、たぶんマウンテン(Mountain)の「ミシシッピ・クイーン(Mississippi Queen)」。
デイヴ・ギルモア(Dave Gilmour)は、ピンク・フロイド(Pink Floyd)の「吹けよ風、呼べよ嵐(One Of These Days)」。
こんなところでいかがでしょうか。もし、「いや、それは違う。」とか「それじゃなくて、こっち。」などのご意見がありましたら、コメントいただけると嬉しいです。
(by R)
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