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本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第83番 雌鶏 (Sinfonia No.83 "La poule", 1785)
交響曲第83番は、パリ交響曲の中では3番目に作曲されたものだそうです。愛称の「雌鶏」は第1楽章の第2主題がにわとりの鳴き声のようだからつけられたということです。
交響曲第83番の調性はト短調で、第39番に続く2曲目のト短調交響曲です。モーツァルトさんの第25番と第40番に対比させるのもおもしろいかもしれません。ただ、ト短調なのは第1楽章だけで、その他の楽章はいずれも長調になっています。
交響曲第83番ト短調「雌鶏」(Sinfonia No.83 g moll, Hob.I:83)
第1楽章 Allegro spiritoso ト短調の悲劇的なテーマから始まりますが、第2主題に限らず、随所に「タッタター(コッココー)」というリズムが使われており、そう思って聴いていると、なんとなくおかしくなってきてしまうので、あまりにわとりのことは気にしない方がいいと思います。
第2楽章 Andante 穏やかな緩徐楽章なのですが、ひと山やってきます。
第3楽章 Menuet & Trio. Allegretto どことなくぎこちないメヌエットとトリオはフルートとヴァイオリンが活躍します。
第4楽章 Finale. Vivace 第1楽章からは思いつかないような機嫌のよい楽章です。
シャルル・デュトワ(Charles Dutoit)さん指揮モントリオール・シンフォニエッタ(Sinfonietta de Montréal)の演奏です。
マシュー・ディルスト(Matthew Dirst)さん指揮アルス・リリカ・ヒューストン(Ars Lyrica Houston)の演奏です。
(by R)
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