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2024年4月の記事一覧
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本日の一曲 vol.265 バウ・ワウ・ワウ アイ・ウォント・キャンディ (Bow Wow Wow: I Want Candy, 1982)
バウ・ワウ・ワウは、セックス・ピストルズの仕掛人マルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)がマネージャーをしていたアダム&ジ・アンツ(Adam and the Ants)からリーダーのアダム・アント(Adam Ant)以外のメンバー、マシュー・アッシュマン(Matthew Ashman, Guitar)、デイヴィッド・バルバロッサ(David Barbarossa, Drums)、リー・ゴーマン(Leigh Gorman, Bass)を引き抜き、当時13歳のアナ
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本日の一曲 vol.263 トッド・ラングレン 愛することの動詞 (Todd Rundgren: The Verb "To Love", 1976)
トッド・ラングレンの1976年にリリースされたアルバム「誓いの明日(Faithful)」に収録された曲です。このアルバムはリリース当時はもちろんビニール盤でしたが、A面にはヤードバーズの「幻の10年」、ビーチボーイズの「グッド・ヴァイブレーション」、ビートルズの「レイン」「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」、ボブ・ディランの「我が道を行く」、ジミ・ヘンドリックスの「イフ・シックス・ワズ・ナイン」の6曲が完全コピーで再現されて収録され、B面はオリジナル曲6曲が収録されて
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本日の一曲 vol.261 スリー・ドッグ・ナイト 喜びの世界 (Three Dog Night: Joy To The World, 1971)
スリー・ドッグ・ナイトは、ちょっと変わったバンドで、一応、アメリカのロック・バンドとされており、ヴォーカルは、ダニー・ハットン(Danny Hutton, 1942-)さん、チャック・ネグロン(Chuck Negron, 1942-)さん、コリー・ウェルズ(Cory Wells, 1941-2015)さんの3人で、演奏する曲は、この3人がめいめいに気に入った他人の曲を持ち寄り、それをバンドで歌って演奏するというスタイルでした。本日ご紹介する曲などは、1971年に全米1位になっ
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本日の一曲 vol.260 ファンカデリック エレクトリック・スパンキング・オブ・ウォー・ベイビーズ (Funkadelic: The Electric Spanking Of War Babies, 1981)
ファンカデリックは、ジョージ・クリントン(George Clinton, 1941-)さんがリーダーを務めるバンドで、同じくパーラメント(Parliament)と並んで、「Pファンク軍団(P-Funk Collective)」と言われていました。2つのバンドが並行して存在していた理由は、レコード会社との契約関係でもめたから、ということだったようです。 源流は、1950年代後半に結成されたドゥーワップのヴォーカル・グループ「ザ・パーラメンツ(The Parliaments)」
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本日の一曲 vol.259 アップル・ミュージック 雷の音 (Apple Music Playlist: Thunderstorms, 2024)
なにかとお思いになるかもしれませんが、アップル・ミュージックのプレイリストに「雷の音」というのがありましたので、これをご紹介します。なにかと言いますと、「雷雨」の音を集めた環境音です。音楽ではありません。人によって雷雨の音をどう感じるのかはそれぞれだと思いますが、筆者などは、閉じ込められた密室感といいますか、閉塞感といいますか、胎児がえりの感覚なのか、そんな感じがします。 アップル・ミュージックに限らず、YouTubeなどでも「雷の音」などで検索すれば出てきますので、その他
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本日の一曲 vol.258 パット・メセニー・グループ クリス (Pat Metheny Group: Chris, 1985)
パット・メセニー・グループは、1954年生まれのアメリカのギタリスト、パット・メセニー(Pat Metheny)さんのグループです。 本日ご紹介する「クリス」は、1985年公開、ジョン・シュレンジャー(John Schlesinger)さん監督の映画「コードネームはファルコン(The Falcon and the Snowman)」で使用された曲です。 この映画は、ソ連のスパイとなってしまったアメリカ人青年のお話です。パット・メセニーさんは、この映画のサウンドトラックとし
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本日の一曲 vol.257 ジョニ・ミッチェル ウッドストック (Joni Mitchell: Woodstock, 1970)
ジョニ・ミッチェルさんは、1943年11月7日、カナダのアルバータ州フォート・マクラウドに生まれたアーティストです。 ジョニ・ミッチェルさんは18歳のころからライブ活動を始めるとともにアルバータ芸術大学に進学し美術を学びましたが、20歳のとき1年生で中退し、フォーク歌手になりたいということでライブ活動に没頭しました。21歳のとき1965年2月、当時の恋人との間で女の子を出産しましたが、育てられずに養子に出しました。その年の6月には、チャック・ミッチェルさんと結婚、23歳の1
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本日の一曲 vol.255 バッハ フーガの技法 (Johann Sebastian Bach: Die Kunst der Fuge d moll BWV1080, 1751)
バッハのフーガの技法は、バッハの晩年に作曲が開始され、楽器の指定もなく書き進められて、バッハの死により未完となってしまった作品ですが、「クラシック音楽の最高傑作」とも呼ばれたりします。 「フーガの技法」とは曲名であり、テクニックなどの名前ではありません。CDのトラックの表記にも「Contrapunctus(コントラプンクトゥス、対位)」と聞き慣れない言葉が書かれていて、とっつきにくい感じがします。 20世紀のバッハ音楽の最大の演奏者グレン・グールド(Glenn Gould
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本日の一曲 vol.252 ラリー・カールトン ルーム335 (Larry Cartlton: Room 335, 1978)
先日、リー・リトナー(Lee Ritenour)さんを紹介しました。 1970年代、フュージョンのギタリストとして活躍したのは、リー・リトナーさんと本日ご紹介するラリー・カールトンさんでした。 ラリーさんは、1948年3月2日に生まれたアメリカ・カリフォルニア州トーランス出身のギタリストであり、1968年にジャズ・ギターのアルバム「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・マイ・フレンズ(With A Little Help My Friends)」をリリースしてデビューし、1971年