つらつらcafe 第4回 お菓子よ、さらば!
私は2021年の9月からお菓子断ちをしています。
もともと私はお菓子なら、甘いのからしょっぱいもの、辛いものも大好きです。
しかし、昨年に結婚したばかりで、仕事もしながらの新生活はあまりにストレスの連続で、食べるお菓子の量が尋常ではなくなってしまいました。
朝からお弁当をつくり、仕事をして、買い物をして、夕食つくる前に、部屋の引っ越し荷物を片付けたり、掃除、整頓、洗濯などをこなします。
それから慌てて夕食をつくり、食べたら、また整頓や断捨離…。
部屋は片付きましたが、半年もしないうちに疲れ果ててしまい、初めは気晴らしのおやつだったお菓子は、最後には通販サイトで業務用クッキーを3キロ買い求め、大きな袋を抱えて食べながら片付けをしていました。
当然のごとく、体重も検査値も増えていきます。
多忙な主人からも心配の声があがり、やめようとしても、やめられなくて、お菓子に頼ることを繰り返す毎日でした。
しかし、しばらくしてさすがに無理がたたり体調が悪くなり、とうとう仕事を辞めることになり、振り返ると鏡にあるのは大きな🐻。
わかってはいるけれど、それでも、食べたい。
情けなくもなかなかお菓子の誘惑からは逃れられなかった日々が続きましたが、あるとき、不正出血から、かかりつけの婦人科で子宮がんの検査を受けることになりました。
検査の結果を待つ1週間は地獄でした。
心底死ぬことが怖くなりました。
がんなんて他人事だと高をくくっていたけれど、こんなに近いものだったとは。
命の重みを苦しいほどに感じました。
さらに自分には大切な家族がいます。
絶対に死ねない!!
幸い結果は陰性で大丈夫でしたが、私は決意しました。
主人と健康で長生きしたい!!
これからの人生をお菓子に振り回されたくない!!
自分の残りの大切な人生をお菓子や体重や病に振り回されたくない!!
そうして、強い決意のもとに9月中旬からのお菓子断ちが始まりました。
お菓子はたまのご近所の茶話会でどうしてもと勧められるもの以外は食べないと決めました。
ただ、ゼロカロリーのものと、ビタミンCのために飲んでるキレートレモンの炭酸はよしとしました。
珈琲や紅茶に入れるコーヒーフレッシュやパルスイートも大丈夫にしました。
でも最初は正直かなりきつかったです。
最初の4週間はお菓子が食べたくて食べたくて苦しく、もがきました。
次の8週間はお菓子はいらないけれど、尋常でない空腹感が襲ってきて、たくさん炭水化物などを食べてしまっていました。
しかし、3か月を過ぎてくると、不思議なことに尋常でない空腹感も消えて、素敵な現象が少しずつですが起きてきました。
まずずっとうねり髪だった髪がなめらかになり、ストレートになりました。
肌につやがでてきて、保湿しかしていないのにもちもちになりました。
もちろん、食費も減り、お菓子を食べたことによるあの食後の懺悔の気持ちもなくなり、体重も減り始めて、9月から比べて10キロは落ちています。
そして、検査値も落ち着いてきて、主治医から、お菓子断ちをぜひ続けるように言われています。
ですから、うちのおうちカフェは珈琲や紅茶のみで、デザートはありません。
苦しかったけれど、今はやめてすっきりしています。
後から、栄養士の先生に伺うと、3か月という時間は人間のすべての細胞が新しく置き換わるのにかかる期間とのことで、きっと私の細胞は「お菓子食べたい細胞」から、「お菓子はもういらない細胞」に置き換わったのかもしれないと勝手に思っています。
さらば、お菓子。
いままで、ほんとうにほんとうにありがとう。
明日もいい一日でありますように。