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🇦🇺海外17年目の私が感じた英語力より大切なもの - 異文化生活で気づいた日本人としての本質
オーストラリアでの生活が17年を超えた今、周りからよく言われる言葉があります。
「すごーい!英語が話せるんですね!」
はいはい、話せますよ
だって話さないと生活できないから
でも話す というのがどのレベルなのか
例えば買い物で欲しいものが見つからない時は相手に見つけて欲しいことは伝えなければならない。
病院に行けばドクターに症状を言わないとならない
だから、すごい話せるって、フレーズを聞くたびに、複雑な気持ちになります。確かに、日常会話レベルの英語は話せます。でも、それは氷山の一角、いや、一角にもならないと思います。
日本語だって完璧ではないです。今日は、海外生活者として感じている「言語」と「アイデンティティ」について、率直な思いをまとめました。
「英語ができる」の真実
現実の私の英語力
実際のところ、私の英語力は「オーストラリアの生活に必要な程度」
日常会話はできる
買い物や病院での会話に困らない
基本的な仕事上のコミュニケーションはとれる
しか〜し
ハードル① 込み入った議論は難しい🤔
ハードル② 文化的な背景が必要な会話には苦労する😅
ハードル③ 冗談やユーモアを完全に理解するのは至難の業🤫
英語への思い込みと苦悩
高校時代から英語の成績が下がり始め、それが自己否定につながってきました。「英語ができない=自分はダメな人間」という式が、知らず知らずのうちに心に刻まれていました。
海外で暮らすなら現地語は必須という思い込み
言語力が人としての価値を決めるという誤解
英語力不足による自己否定の悪循環
転機となった気づき
衝撃的なコラムとの出会い
ある日、同じように海外で暮らす日本人の新聞内でのコラムに出会いました。その方の言葉が、私の価値観を大きく揺さぶりました。
「外国語ができないことよりも、自分が日本を知らないことのほうが恥ずかしかった」
この一文に私は気付かされたのです。
日本人としての自己理解
考えてみれば、私は日本人として当たり前に生きてきたはずなのに:
日本の伝統行事の本当の意味を説明できない
茶道や華道の基本的な作法を知らない
日本の歴史や文化を外国人に正確に伝えられない
四季の移ろいに込められた日本人の感性を言葉にできない
新たな視点:言語を超えた文化理解
外国語習得は手段であって目的ではない
海外生活で気づいたのは、言語はあくまでもコミュニケーションの道具だということです。
完璧な英語を話す必要はない
文化理解が深まれば、言葉の壁は自然と低くなる
相手を理解しようとする姿勢が最も重要
自国文化理解の重要性
異文化との真の交流には、自分のルーツへの深い理解が不可欠です:
日本文化の基礎知識
年中行事の意味と由来
伝統的な価値観と思考様式
日本特有の美意識と感性
日本人としてのアイデンティティ
和の心とは何か
おもてなしの本質
調和を重んじる精神
現代日本の理解
社会システムの特徴
若者文化の動向
テクノロジーと伝統の共存
バランスの取れた成長を目指して
語学学習は焦らない
上達は必ず時間とともにやってくる
完璧を求めすぎない
小さな進歩を認める
文化理解を深める
日本の文化や歴史を学び直す
地域の特色や風習を理解する
世代を超えた知恵を学ぶ
アイデンティティを大切に
自分のルーツを誇りに思う
違いを認め合える心を育てる
文化の架け橋となる
外国で生きるために
完璧な語学力を持つ人ではなく
自国の文化を理解し、誇りを持って伝えられる人
他文化を受け入れ、理解しようとする姿勢を持つ人
これからも、日本人としての自己理解を深めながら、異文化との橋渡しができる人間に成長していきたいと思います。
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