内覧会を楽しむためにシンプルに大事なこととは?
さくら事務所 月間MVPとは
さくら事務所には、数多くの建築士が所属し、日々依頼者様のもとへ調査にお伺いしています。その調査現場では単純作業とはいかない、人と人とのやりとりが発生するもの。インスペクターが目指すべき理想像について、毎月情報共有の場を設けて具体例をイメージしやすいよう、評価の高いアンケートを紹介、毎月表彰しています。
10月の月間MVP 廣野 日成さん
廣野さんはさくら事務所のベテランのホームインスペクターとして活躍されています。
実際のアンケートではどんな評価をいただいたのか。
高評価をいただいたアンケートのコメントを紹介。
廣野さんへのインタビュー
Q:10月度MVP受賞おめでとうございます。
A:ありがとうございます。
Q:ご依頼者のアンケートを紹介させていただきました。今回は新築マンションのご依頼者なんですが、 アンケートで「この内覧会を楽しめた」というコメントに感動しました。
内覧会を楽しんでもらうことは非常に大事じゃないですか。検査という感じで悪いところはないかって頭になりやすい。もともと内覧会って非常にめでたいイベントです。そこを純粋に楽しんでもらうのは非常に大事なことです。廣野さんが意識されてることや工夫していることがあれば教えて下さい。
A:まず外で待ち合わせした時にご挨拶をして、その後「今日は私がしっかり見ますので、滅多にないことなんで内覧会を楽しんでみてください。」とひとことお伝えしました。
Q:最初にちゃんと言葉にして言われたんですね?
A:最初にお伝えしました。あらかじめ調査当日までに、事前にいただいた情報を元に下調べをしっかりします。また当日調査のときに、ご依頼者が気にされていたポイントも頭に入っていたので、床下の写真を撮ったときにお見せしたり、そういったところをポイントにおいて、調査を進めました。
Q:なるほど。最初に「楽しんでくださいね」という一言で救われている部分もあると思います。当日のコミュニケーションで気を付けているところはありましたか?
A:当日は前もっていただいた情報でご依頼者が心配されていた5項目は全て留意して、特にしっかりご説明する気持ちで準備していました。
床下の防振ゴムの設置状況
縦排水管の防音材設置状況
外に面している壁の断熱材設置状況
水まわり設備の施工状況(水漏れ不安)
壁紙等の全体的な仕上げ
Q:なるほど。ご依頼者が何を気にしているのか意識して、そこをほぐしてあげる分、不安が取り除かれやすいから、あとはプロに任せて、純粋に内覧会を楽しむことにつながるんでしょうか?
A:そうですね。
Q:内覧会を楽しんでくださいとご依頼者に話す際、そもそも「内覧会を楽しむ」その楽しめるご依頼者の状態についてどんなイメージを持っていますか?
A:ご依頼者は緊張している方が大半なので、まずリラックスしていただくことを意識しています。またホームインスペクションを実施している事で検査に意識が向きがちですが、内覧会という今日一日を楽しんでいただくために、ご質問等のお声がけもしていただきやすい雰囲気づくりを心掛けています。
リラックスしていい雰囲気を積極的に作りに行くことで、結果的に売主さんやアテンダントさんとの話に集中できるような空気をつくれればと、意識してやっています。
内覧会を楽しむことって新しいお家を購入されてマイホームを手に入れた喜びですよね。私たちの仕事では、どうしてもご依頼者が手に入れた新しいものに対して「ここダメですよ」と言い続けてしまう仕事になりがちです。だから私はマンションへ行くと嘘は言いません。もし家に入った印象が明るかったら、第一声で「明るいですね」とか「見通しがいい部屋ですね」と、まずご依頼者とは一緒にいいと感じるものを共有することに気を付けています。
ありがとうございました。
今後も、依頼者様、施工業者様、販売会社・売主様、当社自身にとっても「調査してよかった」「安心して住める」ストーリーをお届けしてまいります。
☆★スタッフ募集中★☆
さくら事務所では、社員・業務委託でお仕事をしてみたい方を募集中です!
ほかにも、
・これから独立を検討中の方
・転職を決めているわけではないけどさくら事務所が気になる・・・
という方のお問い合わせも大歓迎。
お気軽にお問合せください!
求人情報はこちら
住まいを探したり買ったりする方、自宅のことで困っている方などの実例をご紹介している、個人向け総合不動産コンサルティング会社・さくら事務所のアカウントです。 https://www.sakurajimusyo.com