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目指す〈農〉をことばに。/ 自己紹介
はじめまして。さくらじまと申します。
いつか農を「なりわい」にしたい。
それも、じぶん一人で多品目少量栽培をする〈小さい農〉を目指したい。
そう思い立ったのが、一昨年の秋。
昨年の初めに、10年計画を立てました。
2025年。計画2年目。
目指したい〈農〉のカタチを言葉にするために、noteを始めることにしました。
1. 自己紹介
なまえ: さくらじま
(名前出しもいずれ考えますが、まずはニックネームで始めます。)
農の経歴: 非農家出身、家庭菜園4年目(横浜と藤沢で計85平米)
属性: 40代前半、男性、日本人
つまり、圧倒的なマジョリティの立ち位置。
このことは自分にとって、目指す〈農〉を考えるうえでとてもだいじなことなので、敢えて書いておきます。
しごと: 医療事務職
東京の、街場の小さな病院で働いてます。
好きなもの: 読書、落語、お酒。
敬愛するひと: 桂二葉さん(噺家)、朝倉さやさん(歌手)、土井善晴さん(料理研究家)、円空さん(江戸時代の僧)。
笑い、笑顔、微笑み。共通するのは〈笑〉の魅力!
2. なぜ書くのか?
ぼくは、まだまだ駆け出しの新規就農希望者にすぎません。
農家の生まれでもなければ、現職も無関係。
しかも、薄給で暮らしはカツカツの医療事務員。
近所に借りた畑は4年目を迎えましたが、あくまでも素人の家庭菜園。経験も知識も、ぜんぜん足りてません。
もちろん先立つものもなく、すぐに起農へ踏み切る目処も立ちません。
まさに「カネなし、土地なし、スキルなし」の“三無し”からのスタートです。
それでもこれまでに、いくつかの現場を訪ね、農にまつわる本を読みあさり、あれこれ思い巡らしてきたことで、「目指したい〈農〉のカタチ」はおぼろげながら見え始めています。
それを、ここで少しずつ言葉にしていきたいと思います。
そうすることで、目指す〈農〉のカタチは、よりハッキリとした像を結び、ひとにも伝わる言葉になると思うのです。
もちろん、経験も見聞も学びも、これからもっと深めていきます。
きっと、時とともに考えも移り変わり、構想は変遷し、ことばも変わっていくでしょう。
そのうち気づいたら、「おいおい、初めに言ってたことと違うじゃないか!」ということに、なるやもしれません。
でもそれもまた、長い道ゆきのうち。
そう割り切って、はじめます。
3. 何を書くのか?
まずは、いま頭のなかにある「目指す〈農〉のカタチ」について、書いてみたいと思います。
それはとうぜん、じぶんの関心やだいじにしたい考え方を言葉にすることでもあります。
さらに、畑へ出て、さまざまな〈農〉の現場で学んで、人に接して、読書をつうじて。折々に考えたことや感じたことも、言葉にしていこうと思います。
瞬発力で発する言葉ではなく、
ていねいな手つきで探り出す言葉を。
例えるなら、
ぬか床や酒樽でゆっくりとすすむ発酵のように。
豊かな土に棲む微生物の成せる分解のように。
ゆっくりと、でも着実に。
試行錯誤して培う言葉が、願わくば、いつか共感してくださる方に届きますように。
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