sakurai toshimi

わが足のトラブルが発端となり、足と靴の健康にかかわる店をはじめて25年。ずいぶん足と靴の環境も変わりましたが、ファッションの一部としての「靴」の在り方が今も大勢を占めています。そろそろ、そこからの脱却を図りたいと思い、ただいま模索中。新たなスタイルのショップを目指しています。

sakurai toshimi

わが足のトラブルが発端となり、足と靴の健康にかかわる店をはじめて25年。ずいぶん足と靴の環境も変わりましたが、ファッションの一部としての「靴」の在り方が今も大勢を占めています。そろそろ、そこからの脱却を図りたいと思い、ただいま模索中。新たなスタイルのショップを目指しています。

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最近の記事

11回目のお遍路

12月23日(土)  11月初旬のお遍路から2カ月近く。今年最後のお遍路へ出かけました。年内にもう一回と計画したところ、もうこの日しかなく、世間ではクリスマスという時期であるにもかかわらず、歩いて参りました。  いつもと同じく、土曜日の営業を終えて、京都駅へ向かいました。ちょうど出かける数日前から、日本列島は寒波の真っ只中。防寒の備えも万全に、今夜や丸亀市まで。駅前は、クリスマスで華やかな雰囲気でした。 12月24日(日)  前回最終の道隆寺からのスタートで、朝4時にタ

    • 9回目のお遍路

      9月9日(土)  異常に暑かった夏もようやく過ぎ、お遍路の季節がやってきました。今回は、JR予讃線の伊予亀岡駅からのスタートです。  いつものように、土曜日の営業を終え、京都駅へ向かいました。これまでは、新幹線で岡山駅まで行き、岡山で特急のしおかぜ号に乗り、松山というルートでしたが、今回は、今治寄りのスタートなので、いつもとは違うルートを使ってみました。新幹線で福山まで行き、そこでしまなみライナーという高速バスで今治へという行程です。福山駅前からの最終バスに乗って、しまなみ

      • 8回目のお遍路

        7月8日(土)  6月は、愛媛県久万高原町の45番岩屋寺で終了。今回は岩屋寺から国道440号線まで戻った地点からのスタートです。今回も前回同様、土曜日の夜遅く松山市に入り、前回泊まったホテルで宿泊、翌朝は3時にタクシーで久万高原まで戻るという予定を立てていました。ところが、金曜日辺りから九州、山陰辺りに梅雨前線停滞による集中豪雨が発生するとの予報。前回も、雨で新幹線が大幅に乱れ、松山まで到達できるかどうか、危い経験をしたこともあって、直前の木曜日に全ての予定をキャンセルし、

        • 10回目のお遍路

          11月2日(木)  前回9月の遍路から2カ月。本格的な冬になる前に、もう少し先へ進めておこうと、11月初旬、臨時休業を1日頂いて4日間の遍路へ出かけました。  木曜日の営業を終え、今回はフェリーを利用して四国へ向かいました。大阪南港から22:00出発のオレンジフェリーに乗船し、四国へ向かいました。明日から3連休とあって、船内は満室でした。 11月3日(金)  6:00愛媛の東予港に到着。予約していたタクシーに乗って、前回最終の石鎚山駅へ向かいました。出発前、タクシーを予

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        • いつかはお遍路
          10本

        記事

          7回目のお遍路(R5.6.3夜-5日夜)

           ゴールデンウィークの連続5日間のお遍路で、ボロボロになった足と身体も、ようやく癒え、いつものように朝ランも無理なくこなせるようになったばかりなのに、今回は2日間とはいえ、相変わらずハードな歩き遍路の日々を過ごしました。 6月3日(土)夜  5月のお遍路は毎日40~50㎞を5日間連続で歩くという、これまでで最高にハードなお遍路の日々でしたが、そのお陰で遂に「菩提の道場」愛媛県に入る事ができ、今回は前回最終となった43番明石寺最寄り駅の卯之町駅からの出発です。  いつもよう

          7回目のお遍路(R5.6.3夜-5日夜)

          6回目のお遍路(4/28夜~5/4朝)   高知から愛媛へ

           昨年のゴールデンウィークから始めたお遍路も、1年目を迎えることになりました。仕事をしながらの区切り打ちなので、なかなか前には進めませんが、それでも今回で、高知県から愛媛県へ向かえるまでになりました。今回は、5日間連続の遍路で、しかも毎日40~60㎞という距離の連続。自分で計画したものの、果たして最後まで歩けるのだろうかと、不安を抱えてのスタートとなりました。 28日(金)  いつものように仕事を終えて、ザックを背負い、京都駅へ向かいました。5日間の荷物は、さすがにずっし

          6回目のお遍路(4/28夜~5/4朝)   高知から愛媛へ

          5回目のお遍路

          3月19日(日)~21日(火) 1日目  12月~2月の極寒期も過ぎ、3月に入り、お遍路を再開しました。今回は、昨年最終の国分寺からのスタートです。  これまでは、徳島起点のスタートでしたが、今回からは高知。前日の18日、仕事を終え、高知へ向かいました。岡山まで新幹線、岡山からは、南風27号という特急列車に乗り換えますが、列車が入ってきた途端、テンションが急上昇。別名アンパンマン号のこの電車は、車体全体にアンパンマンのラッピング。さらに、グリーン車では、座席も天井も全てがア

          5回目のお遍路

          4回目のお遍路 11月20日~23日

          1日目  今年最後のお遍路は、前回終了した徳島県、阿波海南駅からのスタートです。11月19日(土)店を終え、いつものように19時10分発徳島行の長距離バスに乗りました。先月あたりから、京都にも多くの旅行客が来られていますが、徳島行のバスも、これまでならば2~3割程度の乗客が、今回は7,8割詰まっていて、人の動きが戻ってきていることを感じました。  バスの車内でお弁当を頂き、徳島には22時過ぎに到着。今回も駅前のホテルです。チェックインを済ませ、部屋へ入ったら速攻ベッドにもぐ

          4回目のお遍路 11月20日~23日

          3回目のお遍路

          1日目  暑かった夏も終わり、またお遍路の季節がやってきました。前回は17番井戸寺を終え、そこからJR二軒屋駅まで歩みを進めました。第4回目となる今回のスタートは二軒屋駅です。  無理を言って、9月24日(土)を臨時休業させて頂いたお陰で、今回は4日間連続での遍路となりました。9月22日(木)は、これまで通り、店を終えて、着替えをし、荷物一式を持ち家を出ました。19時10分の徳島行バスに乗り、22時10分頃、徳島駅に到着。夕食は、予め準備していたお弁当をバス車内で頂きました

          3回目のお遍路

          2回目

          1日目  前回からおよそ1カ月。時間があまり空いてしまうと、何となくモチベーションが下がってしまうような気がして、スケジュール的にはややハードだったのですが、お遍路を再開しました。まだ梅雨入りはしていませんが、梅雨間近の怪しげな空。週末の天気予報は雨。さて今回はどんな遍路になるでしょう。  前回同様、仕事を終えた土曜の夜、19時台の徳島行バスに乗車、徳島へは22時過ぎに到着。車中でお弁当を頂き、腹ごしらえ。前回も宿泊した、駅近の「ひわさ」というビジネスホテルに宿泊しました

          1回目

          初日  初めてのお遍路は、すべてが未知で、分からないことだらけ。それでも躊躇していては何事も始まらないと、まずは出かけることになりました。今回は初めてということもあり、無理せずに2日間。仕事を終えた土曜日の夜に、京都駅発徳島行のバスに乗りました。連休が始まったばかりの土曜夜のバスでしたが、19時15分発ということもあってか、乗客は1/3程度。お遍路姿の人は一人も見かけませんでした。到着するのは22時過ぎとなるため、予め買っておいたお弁当を車内で頂きました。  道路も混まず、

          いつかはお遍路

           いつかはお遍路。一体いつの頃からでしょうか、ずっと以前からお遍路へ出かけたいと思っていました。そして、お遍路へ行くなら、もちろん歩き遍路。近頃は、バスツアーでのお遍路や車を使ってのお遍路もあるけれど、お寺とお寺の間を、ただひたすら歩くというその行為そのものに、とても大きな意味があると思っています。もちろん、歩き遍路にはとてつもない時間も体力も必要で、「言うは易く行うは難し」、誰もが簡単に実行できるとは思っていません。  例えば時間。60歳を過ぎた今も、お陰様で仕事をさせて

          いつかはお遍路

          靴って何だろう

           この仕事を始めて、ふと気づいたら25年も経っていました。今では、まるで専門家のように、靴について語っておりますが、始める前は、靴にはなるべくお金をかけない、レベルの低い「一ユーザー」でしかありませんでした。当時勤めていたフィットネスクラブでは、当たり前のように、先の尖がったパンプスを履いて仕事をしていましたが、実寸がほぼ25㎝の足に対して、履いていた靴といえば、24.5㎝。足にトラブルが起きて当然だったと、今なら納得することができます。  当時、靴を購入するときには、河原

          靴って何だろう

          靴屋さんにはなりたくない

          自分の仕事を人から見たら、どう見ても「靴小売店」。でも、これからは靴屋でないスタイルを目指したいと思ってます。ファッション界では当たり前のことかもしれませんが、「春夏」「秋冬」の商品があり、仕入れをし、売れ残るとディスカウント。靴の業界もほぼこのスタイルなんですが、最近これはおかしいと…。まだこの先どうなるかもわからないのに、なんで来年の春夏物の仕入れをしなければならないのか???すべては経済を回していくため。 「歩きたくなる靴」「快適な靴」は人の足の形が変わらない限り、不

          靴屋さんにはなりたくない