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日記6・ホルモン治療で気づいた色々

結構頭を捻る記事ばかり書いてしまい、ちょっと記事書くのがしんどくなりそうなので、緩めのテキストを書きます。


男性ホルモンによる治療を始めて、2年ほど経ちます。
正確に言えば、3年前くらいから治療しているんですが、10ヶ月くらい治療をやめていた時期があるので、2年くらいかなと。
だいぶ声も安定してきましたが、まだまだ声がカスカスになることもあります。

男性ホルモンを中断すると声変わりも中断する

声について、興味深いと思ったのは、男性ホルモンを止めると、声変わりもそのまま止まるということ。

男性の声は数年かけて徐々に低くなるということでしたが、私は1年ちょいで一旦ホルモン治療をやめたんですよね。それでももう充分女性の声の高さではなかったのですが、体内の男性ホルモンが減り、自前の女性ホルモンが分泌されるようになると(つまり、生理が再開しだすと)、少し声のトーンが高くなりました。

男性ホルモン止めると声が高くなるというのは、やめた経験のある人から聞いて知ってはいましたが、本当に高くなるのは驚きました。高くなると言っても、女性の声の高さに戻るわけではありませんけどね。

そして、再び男性ホルモンを再開すると、声がさらに低くなり、時には声を出しにくいと感じることも。私の声変わりはまだ終わっていなかったようです。

古い友人にこそ「変わってない」と言われる不思議

最近、大学時代の旧友と再開するチャンスがありました。ほぼ卒業以来会っていなかったのですが、あっちから「佐倉さんですか?」と声をかけてくれました。別の機会に、大学時代の先輩に会った時も「変わらないねー」と笑顔で言われました。

「いやホルモン治療したんですけど…」と言っても、なんか妙に納得されるというか。不思議なんですが説明を求められないのです。

むしろ、大人になってから出会った人の方が私に気づいてくれないことの方が多いです。

本質は変わらないからかな、とポジティブに受け入れることもできるのですが、多分、体格が昔に戻ったのだと思うんです。

体型が昔から変わってない

身もふたもない話ですが、学生時代、私は太っていたんですよね。プロレス好きな人に女子プロレスラーをよく勧められるような体型をしていました(文化部だったのに)。

服のサイズも13〜15号とかで、女性らしい服装に憧れはありましたが、女性ものの服はあまり入りませんでした。実際、大学時代の写真を見返すと、肩周りとか、今とほぼ同じです。

男性から女性と見なされない、非モテな学生時代でした。

しかし、働くようになってから体重が10キロ以上落ちて、女性らしい格好もできるようになり、恋人もできるようになりました。女性として働いている以上、女性として清潔感のある格好もしますからね。

しかし、主にコロナ禍の影響なんですが、体重が激増し、学生時代に近い水準に戻ってしまいました。

まあ、でもよく見るとちゃんと男性になっているはずなので、変わってないは盛り過ぎだと思うのですが…いやはい、人の性別を認識するセンサーというのはなんとも不思議なものです。

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