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インタビューのおもてなし③

今日は、9:00からアートギャラリーで連載の取材。
一昨日の入稿の寝不足が尾を引いて早起きできそうもなく
ギリギリまで睡眠をとって、近場で軽食をゲットすることに。

そんな日のために、引っ越しすると必ず調べるようにしているのが
車でサクッと行ける
近場の、朝早くからオープンしている、美味しいパン屋さん探し。
条件厳しそうに思えるけれど、引っ越し先で必ず1件は見つかる。

取材相手もグルテンフリー生活をしているわけではなさそうということで
今日は桜新町にある『ベッカライ・ブロートハイム』でバケットサンドを調達。
営業は7:30から。
ドイツパン、フランスパン、菓子パンと
取扱のパンのバリエーションは幅広いのだけど、
どれも各ジャンルでトップクラスといえるほど
抜群に美味しいのが、このパン屋さん。

バケットサンドは今日の取材相手が
「パリでいただくサンドイッチみたいにシンプルで美味しい」と感動、
お洒落にコメントしてくれた。
パンはもちろんのこと、挟んであるパストラミビーフとチーズ、
マヨネーズ的なソースと、ひとつひとつの素材のクオリティが高いのも
シンプルで美味しい、が成立する理由だと思う。
私は現場に到着する前に、車でひとついただいた。
現場に着くとバタバタとして写真が撮りづらいけれど
向かう途中の車なら余裕がある、という発見。

アトリエでは、『Pen』3月号の表紙を飾る
山田康平さんの作品が展示されてあり
山田さんが著名になる前から作品を収集しているという
コレクターの方にお話を聞き、ますます作品に興味津々。
偶然にも、山田康平さんご本人にお話を聞かせていただく
機会に恵まれ、とっても素敵な1日となった。

Kohei Yamada

先日の横尾忠則さんもそうだが、山田康平さんも20代とは思えぬほど
語彙がだいぶ魅力的で、意外なアングルの
測定不能な奥行きを感じてしまう言葉は
自らの感性とひたすらに、愚直に向き合う、
画家という職業のせいなのか。
画家、アーティストの方の話をもっと聞きたいという衝動に駆られる。

その人の語彙は、その人の視線、思考、空想、経験によるもの。
それぞれに語彙の仕入れ先が異なるから、刺激的でおもしろい。
話を聞く仕事っていいな、と改めて。

本題の連載取材も楽しく、無事に終わった。
最後の雑談タイムは時事ネタが話題にのぼり、
どんなに頑張って経験を積んでも
あぐらをかくのはやめようと、話を結んだ。

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