「みんなの居場所がある社会を!」
【2023年新しい区議会スタート】
f4月23日投票で行われた世田谷区議会議員選挙が終わり、5月1日から新しい世田谷区議会がスタートしました。
桜井純子は6500票、50人中14位で当選し、会派は新人3人を含む8人で「立憲民主党・れいわ新選組世田谷区議団」を組み、自民党に次いで第2会派となりました。第3会派だった時とは、議会内で担う役職も広がり責任も今まで以上に増したと感じています。
私自身は、文教常任委員会に所属し委員長になりました。これまで以上に、インクルーシブ教育を始めとする議会改革に邁進します。また、新たに設置した子ども若者施策推進特別委員会の委員となりましたので、さらに子ども若者政策の推進に力を注いでいきます。
【つなぎ直しを地域から】
選挙期間中に特に訴えてきたのは、コロナウイルス感染対策のために、人と人とが直接会うことが難しくなり、途切れてしまった地域での様々な活動をいかに再開、つながりをもう一度つなぎ直ししていくのか、ということでした。特に、困ったことが起きた時に、日常生活の中でつながっている人や場所がないことから、困った状態が極まってしまい深刻な事態になってからようやく発見される、ということがないように、ということをお伝えしてきました。
「みんなの居場所」がつながる先、頼れる先をつくることになるんだということを多くの方に支持していただいたのだと思っています。
「自立とは何か?」、それは頼れる先をたくさん持っていることなんだ、ということと、頼れる先として行政がいかに機能していくのかが問われるのだと考えています。
【行き場のない子どもたち】
私は、いわゆる非行とされる子どもたちへの支援が必要だと訴えてきました。報道等でも目にすることがある「トー横キッズ」と言われる子どもたちは、なぜ歌舞伎町に行くのかを捉え、その背景を見据えた子ども若者政策が必要なのです。児童相談所所長から「トー横キッズの補導をすると必ず世田谷の子どもが複数いて児相に連れてこられる」とお聞きし、何かできないのか?と、関連所管の課長を集めて、支援体制について話し合いましたが、実効性ある取り組みの構築にはまだまだ課題があります。
一方で、一昨年8月から生活困窮世帯で暮らす子どもなどへの支援策として、居場所の提供を始めました。食事を提供し、学習支援も行い、悩みを聞いたり、何もせずにそこに居るだけでもいい、という場所づくりが成果を上げています。少しずつでも、必要な支援を生み出し、子ども達に届けていかなくてはならない、と思っています。
【誰もが自分らしく暮らせる社会を!】
まずは任期の前半は、教育領域を扱う「文教委員会」の委員長として教育改革にしっかりと向き合って行くことになります。
そして、その取り組みを通して、障害が有る無しに関わらず誰もが共に暮らし社会にしていきたいと思っています。
4年間を大切に有意義に活動していきます。