桜井 純子

世田谷区議会議員5期目。 みんなが楽しく自分らしく暮らせる社会をめざして活動中。 テーマは、「みんなの居場所がある社会を!」。 福祉保健常任副委員長、公共交通機関対策特別委員。防災士であり、産業カウンセラーの資格も。

桜井 純子

世田谷区議会議員5期目。 みんなが楽しく自分らしく暮らせる社会をめざして活動中。 テーマは、「みんなの居場所がある社会を!」。 福祉保健常任副委員長、公共交通機関対策特別委員。防災士であり、産業カウンセラーの資格も。

最近の記事

インクルーシブ教育の現場を訪ねて

【インクルーシブ教育の実践の現場へ】 昨年、世田谷区議会文教常任委員会で、豊中市立南桜塚小学校を視察した。橋本校長をはじめとして、教育委員会事務局の方のお話をお聞きし、校内を案内していただき子どもたちの様子を見学させていただいた。 テレビなどで知っていた全盲の子やクラスメイトたち、医療的ケアが必要な子どもやダウン症や発達障害など配慮を要する子どもたちが一緒に授業を受けていた。障害のあるなしに関わらず、どのクラスでも共に学ぶ教育の実践が行われていた。教室をのぞくと、ある子は、

    • 人権尊重の視点に立った福祉政策の充実に向けて(2024年第1回定例会一般質問より)

      福祉の公的責任を果たすために、専門性を持った介護指導職の職員体制強化を求めてきました。現状、地域では必要な支援が十分に受けられず日々暮らしている方がいらっしゃいます。今後ますます需要が増加する福祉サービスへの充実と民間事業者だけでは受け止めきれない困難事例への対応は世田谷区が公的責任を果たす決意を持ち体制整備をすることが必要です。 困難事例への対応のその後 【質問】 世田谷区内で、同居する家族が死亡した後もそのまま暮らしていた事件や老老介護の夫婦間での殺人事件が起きていま

      • 1. インクルーシブな視点に立った子どもの権利について(第1回定例会一般質問1)

        インクルーシブ教育実現の指標  【質問】 現在、子ども条例に「子どもの権利」を位置付けるための条例改正議論が進んでいます。条例制定時には、子どもに権利があるのか、という議論があったことを思うと、「子どもの権利」が少しずつ社会に受け入れられていることを実感します。 子どもたちに、誰もが排除をされず共に生きることが出来る社会、インクルーシブ社会の担い手として育つ環境を、私たち大人が提供できるかが問われています。子ども一人ひとりの事情は違っても、人権が尊重され権利が享受できる社会に

        • ようやく!世田谷区手話言語条例を制定

          【手話言語条例の制定】  2022年9月、「世田谷区障害理解の促進と地域共生の実現をめざす条例」により世田谷区は、障害理解を通してインクルーシブな社会・地域共生社会を実現することを政策として位置づけました。  その際、もう1つの条例制定が約束されていたのが、「手話言語条例」です。  昨年12月7日、聴覚障害当事者、家族の方や手話通訳者の方々が傍聴席を埋め尽くし見守る中、「世田谷区手話言語条例」が可決されました。これまでいくつもの条例制定に関わってきましたが、こんなに切望され

          「世田谷におけるインクルーシブな教育の実現に向けて」 〜第4回定例会一般質問より

          インクルーシブ教育に対する教育委員会の認識 全ての人を包摂するインクルーシブ教育の是非を論じることは、「奴隷制度やアパルトヘイトの廃止と同等」の必然性を持って議論されなければならない、インクルーシブ教育は人権問題としての理解と実践が行われるべき問題である。これは、ユネスコが指摘し、世界的に共有・賛同を得ている考え方です。 改めて、共に学び共に育つインクルーシブ教育をすべての人が持つ「人権」としてとらえ、現在策定中のインクルーシブ教育ガイドラインを作成することが重要です。ガイ

          「世田谷におけるインクルーシブな教育の実現に向けて」 〜第4回定例会一般質問より

          第2回定例会代表質問       (2023年6月14日原稿全文)

          1、これからの区政運営について 前期は、新型コロナウイルス対策に加え、ロシアによるウクライナ侵攻の影響などから物価高への対応を求められるなど課題が多く、これまでになく臨機応変な対応が求められました。いまだコロナ対応は予断を許さない状況ですが、コロナ以前の生活に徐々に戻りつつあります。今年の春闘では、30年ぶりに賃金の上昇が示されましたが、その効果は一部にとどまっています。中小企業や非正規雇用の賃金の上昇への期待は薄く、労働者間の賃金や労働環境の格差が広がることへの懸念は続い

          第2回定例会代表質問       (2023年6月14日原稿全文)

          「みんなの居場所がある社会を!」

          【2023年新しい区議会スタート】  f4月23日投票で行われた世田谷区議会議員選挙が終わり、5月1日から新しい世田谷区議会がスタートしました。  桜井純子は6500票、50人中14位で当選し、会派は新人3人を含む8人で「立憲民主党・れいわ新選組世田谷区議団」を組み、自民党に次いで第2会派となりました。第3会派だった時とは、議会内で担う役職も広がり責任も今まで以上に増したと感じています。  私自身は、文教常任委員会に所属し委員長になりました。これまで以上に、インクルーシブ教

          「みんなの居場所がある社会を!」

          めざせ、みんなの居場所がある社会!

          4年前に訴えた政策を振り返って  2019年4月の区議選では、1年前に起きた子どもの虐待死を取り上げ、これから設置する世田谷区立の児童相談所のあり方について訴えました。東京都の児童相談所では、職員一人あたり100件以上の案件を抱え、丁寧にケースにあたることが出来ない状態でした。また、児童相談所の支援を受けていたケースであっても自治体間の移動によって、つながりが途切れ、深刻な事態に陥ることが頻発していました。  子どもの尊厳と命をいかに守るのか、このことが大きな課題であり、区

          めざせ、みんなの居場所がある社会!

          2022年第4回定例会 代表質問より

          2022年11月28日から開催された第4回定例会で、世田谷立憲民主党区議団を代表して、代表質問に取り組みました。 2022年を通して各会派から「学校給食費の無償化」への要望が継続して出されてきました。これまで区長は政策実現に対し明言を避けてきましたが、この時期、来年度予算案づくりの大詰めを迎えることから、あらためて会派内でも議論をおこなし、質問づくりに臨みました。 会派の議論では、「教育費の負担軽減」の立場から給食費の無償化を求める考えを主張する議員もいましたが、私は「子

          2022年第4回定例会 代表質問より

          国連障害者権利委員会の勧告を受け止め、政策実現をめざす

          9月に出された国連障害者権利委員会の勧告は、障害者のためのものではなく、障害があるかないかに関わらず、全ての人が人権を尊重される社会にするためのものと、私はとらえています。第3回定例会(9月20日から10月21日)では、世田谷区に新しく「障害理解の促進と地域共生社会をめざす条例」が制定され、今後さらに障害者権利を保障する取り組みが前進することを期待されています。国連の勧告と条例制定が、同じ時期となったことについて意義深いものを感じます。 【国連障害者権利委員会の勧告をどうと

          国連障害者権利委員会の勧告を受け止め、政策実現をめざす

          子どもの虐待をなくす

          子ども虐待をなくすことは、私の重要な政策のひとつです。 そのために、長年、児童相談所(児相)を東京都から区への移管することを求めてきました。2020年4月に念願がかなって、世田谷区立の児童相談所が設置されましたが、何が変わったのでしょうか?   変わる一時保護のあり方と里親児童相談所を区が設置したことによって、例えば、里親についても区の責任となりました。児相には子どもを保護する一時保護所がありますが、なるべく家庭的な場所で保護することが理想とされています。最近の傾向として

          子どもの虐待をなくす

          初めまして☆ noteを始めました。

          世田谷区議会議員の桜井純子です。 5月1日、少し寒い曇りの日。 新たにnoteを始めます。 まだまだアップロードしながらなので、 途中でどんどん変わっていくかもしれません。 どうぞ成長を見守っていただければと思います。 区議会のことや政治のこと、 日常生活のいろいろや、 これまでのことや、これからのこと。 少し肩の力をぬいて書いていきたいと思います。 どうぞよろしくお願いします☆                                            

          初めまして☆ noteを始めました。