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桜貝の詩


桜貝の詩 

はじめに


冷たい北西の強風に向かって
遠くの海を見ながら
あなたを想う

ふと 足元に目をやると
貝寄せの風に吹かれた桜貝が
うっすらと白い雪に
流れるような模様を描いている

リュウと人魚の想いが
そこにある

増穂浦の白い砂浜に上がる桜貝に寄せて
美しい景色とともに
リュウと人魚の恋伝説のような詩をつくりました。

桜みやび

桜貝の詩 ポストカード


桜貝の詩 ポストカード

桜貝の詩 伝説

桜貝の詩 伝説

別離(わかれ)

別離(わかれ)

ミラクル

ミラクル

唯一

唯一

分身

分身

恋成りの貝

恋成りの貝

幸せ

幸せ

幸せを呼ぶ

幸せを呼ぶ

欠けたところ

欠けたところ

荒々しい海

荒々しい海

嫉妬

嫉妬

あなたにとっての

あなたにとっての

手の中にある貝

手の中にある貝

雪降る寒い季節に

雪降る寒い季節に

あなたの大切な・・・

あなたの大切な・・・

それぞれの幸せを呼ぶ

それぞれの幸せを呼ぶ

貝寄せの風

貝寄せの風

私たちらしい色

私たちらしい色

美しいピンク色の姿を見せる時

美しいピンク色の姿を見せる時

あの時の桜貝

あの時の桜貝

海に還す時

海に還す時

一つで十分ですよ

一つで十分ですよ

ちょっと幸せな気分

ちょっと幸せな気分

すべてに身を委ねて

すべてに身を委ねて

夕日には

夕日には

あなたが失意の時

あなたが失意の時

自分の中に

自分の中に

桜貝を見つけるよりも

桜貝を見つけるよりも

彼女の頬に

彼女の頬に

人魚の想い

人魚の想い

生きられない

生きられない

似てない!

似てない!

貝寄せの風によって

貝寄せの風によって

まっすぐ顔を上げて

まっすぐ顔を上げて

桜貝を探しに

桜貝を探しに

二度と逢う時なき

二度と逢う時なき


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