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茶髪の営業マンは敬遠されがちですが、私は茶髪です。お客様から選ばれ、お客様を選ぶ気持ち。


 お金の相談をしに行ったら、でてきたファイナンシャルプランナーが「ラフな格好」で「チャラチャラした茶髪」だったら、ちょっとした偏見が生まれ拒絶的な気持ちになりますよね。

 人間の第一印象は資格からの情報が7割以上といわれていますので、正しい反応です。しかもお金の相談となれば、否定的な印象から入らないと大切なお金の相談をする相手を間違えるかもしれませんから。
 
 弊社の仕事は、個人のお客様へのファイナンシャルプランニングの提案と金融商品の勧誘販売・実行支援ですので、「個人」がお客様です。保険代理店のお仕事と、金融商品仲介の外務員のお仕事です。

 ご紹介などで知り合う以外は、初対面となります。お客様からすると、大切なお金の相談をするわけですので、ファイナンシャルプランナーを信用するかどうかが最初の判断ポイントです。

 深い付き合いをしてもいいのか?

 信頼できるのか?

 信じてよいのか?

などなど。

弊社は、ご契約者様に長期フォローを提供しているため、お付き合いが10年・20年・30年となっていくことを最初に案内しています。
お客様からすると、お金の話であり、長期投資の話となりますので、10年20年30年の付き合いになるかもしれないスタートですので慎重に判断されると思います。

 書いていながら、第一印象の重要さを改めて確認するわけです。人間の第一印象は視野からの影響が7割近くとなると言われていて、40代中盤のビジネスパーソンとしてのみとして、当たり前のことです。さらに、お金の専門家であれば、清潔感があり、しっかりとしたスーツを着ていて、もちろん短髪黒髪。まさに、誠実という第一印象なんだろうと思います。

 そんなことは十分に承知している中で、2023年3月に私は初めてのヘアカラーを実行しました。銀色のイメージでしたが、ほぼほぼ金髪から茶髪の着地となりました。視野に入る髪型の第一印象でのアドバンテージを「あえて」なくしました。

 お客様からすると、第一印象から「この人大丈夫?」となる可能性も高いわけですが、だからこそコンサルティングをしっかりと聞いていただけるのではないか?という「逆に」の効果を狙っているわけです。

 幸い、これまでお話しした方からは悪い印象のお言葉はいただいておりませんが、心の中ではどう思っているかはわかりません。初対面の相手に、「茶髪なので、信頼できません。お断りします。」とはっきり言う方はいませんからね。

 第一印象の見た目7割で信頼関係を築けるのであれば、その後のコンサルティングはスムーズにいくでしょう。肝心なコンサルティングの中身がスカスカであっても、見た目の印象でスカスカのコンサルティングを信頼してしまい、将来のための資産運用を失敗することもあるかもしれません。

 だからこそ、初回のコンサルティングにはお客様の考えをしっかりと伺い、弊社の考え方をお伝えしています。それに共感いただければ、次のステップに進んでいくわけです。

 ここで考えたいのが、次のステップへ進む商談の進展ということです。営業的な面で考えると、進展率は高いほうが望ましいわけです。そのためにマーケティングから始まり、コンサルティング手法の改善、スキルアップなど総合的にストラテジを高めていくわけです。

 ただ、一方でお客様を選ぶ事もしています。

 伴に歩んでいける方でないと長期のマネープランは継続できません。

 この方にとって、弊社は役に立つのか?
 伴に歩んでいけるのか?

 私は、お客様を選んでいるのも事実です。弊社が、どのような選択をしているのかは秘密ですが、かなり定量的に考えています。お客様の第一印象や、性格的な面で判断するのではなく、ファイナンシャルプランニングを提供するにあたり、お互いの関係が継続できるかどうかでお付き合いを判断しています。
 「お客様を選ぶ」と表現すると偉そうに聞こえますが、長くお付き合いする仕事だからこそ、しっかりとした基準を持つべきだと考えています。

 お客様第一主義や、サービスを尽くすことであったりと、あまりにお客様を考えすぎて自分が不利になってしまったり、ストレスをかけすぎてしまったりということにならないように注意を払っています。

 「お客様を選ぶ」という言葉を使うとちょっとお高い印象となりますが、事業を続けるうえ、自分自身の幸せを維持するうえで大切なことだと思っています。


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