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【齋村美由紀弁護士 依頼者から横領約1億3千万円車購入やエステに 懲役か?執行猶予か?】

〈2024年7月30日に広島弁護士会所属の齋村美由紀被告(49歳/登録番号40879)の横領が発覚し、業務上横領で逮捕〉
容疑とは〜
2022年2月7日から2024年5月9日までの間、相続財産の管理や相続手続きの委任を受けた人物の貯金の解約金が入った口座から27回にわたり、現金計約1890万円を引き出して横領した疑い。

また齋村被告は成年後見人としての預り金2000万円について2020年6月22日から、また別の預り金3000万円について同年7月6日から、それぞれ2021年1月14日までの間にかけて、預り金を保管せず、上記預り金のうち、預り金口座で保管すべき金銭を上記口座で保管しなかった。

これらの理由で懲戒処分を受けていることが日弁連広報誌「自由と正義」2023年9月号で明らかにされた。

また2021年12月~2024年5月、相続手続きのために県内の70代男性の委任を受けて管理していた現金計8060万3120円を着服した疑いも浮上した。

徐々に事実関係を紐解いていくと、最終的に1億3000万円もの横領が発覚したのだった!

〈2024年8月30日依頼人からの預り金を1億円以上も騙し取った横領の罪で起訴〉
起訴状によると齋村被告は、2020年から去年5月までのおよそ4年間に渡り、男性2人の成年後見人として管理していた預金や相続財産などあわせて1億3000万円余りを着服した罪に問われている。

2024年10月18日広島地裁で、検察の冒頭陳述、「被告は、別の依頼者から頼まれた相続に関する業務を放置した結果、本来受け取れる保険金などを渡すことができなかったため、今回の被害者の男性の預金から繰り返し送金して立て替えるようになった。その後、自動車の購入やエステの代金など、みずからの用途にも使うようになった」

と読み上げると、齋村被告は
「間違いありません。」と犯行を認めた。

〈2025年2月3日の裁判 求刑は懲役5年 一方弁護側は執行猶予を求る〉
2025年2月3日の裁判で検察側は「財産を守るべき立場だったにも関わらず、車の購入やエステ代といった自分の生活費に使うなど信頼を逆手に取った悪質な犯行である」などと指摘し、懲役5年を求刑した。

一方、弁護側は「犯行を素直に認め一部はすでに弁償し、残りについても弁償する予定である」などと主張し、執行猶予付きの判決を求めた。

判決は3月4日に言い渡される予定だ。

事件を受け、2024年7月 広島弁護士会 会長大植伸弁護士は
「会員逮捕に関して、当会は、引き続き会員の弁護士としての責任感と倫理意識を一層高めるための更なる努力を重ねるとともに、綱紀を保持し、弁護士の社会的信用を損なうことのないよう務めてまいります。」とコメントを残している。

齋村美由紀プロフィール〜

東京都立小石川高等学校卒業
早稲田大学法学部卒業
東京の法律事務所で秘書を務めた後『法科大学院』を卒業。
2008年 司法試験に合格。
広島市内の法律事務所に勤務。
2017年1月 『ひろしまアイビー法律事務所』開設。


参考サイト:さくらフィナンシャルニュース

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