精神科のかかりつけを変えた理由。
いつのまにか知らない病院に入院していた
2015年後半~おおよそ1年半の療養を終えて、寛解したので2017年夏からは社会復帰を果たしていた当時のわたしが選んだ職種は、とある携帯キャリアショップでの仕事。
これまで接客業が長く通信業界での営業職にいたこともあり、何よりも制服があることは腕に傷がある私にとってはありがたいことでもした。夏でも長袖OK。
そんなこんなでショップ勤務をしていた時。
(携帯ショップには本当にありえないくらいびっくりレベルのお客様がたくさん来店します、何なら毎日事件発生。面白いのでまた改めてそれは記事にしますねw)
通勤途中のクルマの中で・・・
ある朝、いつものように出勤するためマイカーを運転中、途中でとつぜんの体調不良を覚えました。ぐらっとするような強い眩暈と倦怠感。
これはまずい。またOD(お薬の大量服用)かもしれない。そんなもの飲んだ記憶はないけど、とにかく車を停めなくては。
急いで近くの空き地に車を寄せて停め、すぐに会社へ「急な体調不良のため今から救急車呼びます、申し訳ありませんが当欠、あとで家族から連絡させます」と伝え119番しました。
復職当時のかかりつけのメンタルクリニックは駅前の個人開業医で、既往歴に解離性同一性障害があることは認知されていましたが院長はこの類については非常に否定的な方で「ここは専門ではないし、DIDが再発したら転院ね」と釘は刺された上で、軽い安定剤のみの処方をしていただいてました。
救急車はまもなくやってきて、そのころにはもう意識が遠のくような感じで
とりあえずドアロックをあけ、カバンから本人確認書類や診察券などをわかりやすい場所に出しておきました。
その後数名の救急隊が声をかけてくださって、女性の隊員さんだったかと記憶していますが、必死にODだと思う、何を飲まれたかわからない、過去DIDだったことは伝えました。
保護室でひと晩過ごしていたそうです
わたしが気が付いたときには、看護師さんが両肩をポンと軽くたたいて
「sakuraさん、ここどこかわかる??」と聞かれていました。
「○○市総合病院ですか?」と聞くと「違うよ、ここはね○○市のB病院ていう精神病院。sakuraさん昨日搬送されてきてね、午後からここにひと晩入院してもらったからね。」
「はぁ・・・なぜ近くのA総合病院(※寛解前に精神科の通院歴があるのに)じゃないんでしょう」
「あそこは保護室がないからね、これからsakuraさんうちで診るからね」
ということで、どうやら察するところ(後日の診察でカルテに、その日ひと晩中保護室を徘徊して独語を繰り返して幻覚などを見ていた様子の記載を伝えられまして)また愛ちゃんが知らない間に大好きな酔い止め薬をたくさん飲んじゃったのかな・・と。
てことはまたDID再発?!どうしよう仕事あるけど・・・
ていうか病院もこれから変わるのか。なんか色々よくわからないけど、その日の朝の診察で会話も自立歩行も認められたということで、父が翌朝に迎えに来てくれたのをなんとなく覚えています。幸いにも翌日は公休でした。
依存性の高いお薬を処方されていました
そんなこんなで、携帯ショップ勤務は4年ほどで退社し、その後はちがう昼職+夜職のかけもちをしながら、月2回の診察へ駅前クリニックに通院していたのが、近隣のB精神科病院(自分で選択した病院ではない)へとかかりつけが変わってしまったわけです。
B病院では院長がわたしの主治医でした。診断はやはり「解離性同一性障害」で、お薬はこれまで飲んでいたソラナックス0.4mgがデパス1mgに処方が変わり、1日3回服用。
この時のわたしは、デパスの依存性についてまったく知識がなく、効いてるからとりあえず大丈夫か、くらいに感じてまた仕事へ行く日々を過ごしていました。
9月の入院時に決意した「転院」
B病院の院長診察はいつも「sakuraさん。最近彼氏できた?恋愛してる?」のひとことから始まりました。毎回毎回、なんでそんなこと聞かれるのか意味わからんし。正直DID再発から3年半お付き合いしていた彼とも別れ、夜職で完全な男性不信に陥っていたので言われるたびに不快やった。
「DIDはね、幸せになったら必ず治るからな。だからsakuraさんが幸せな恋愛をすれば一発解決っちゅうことや。」
院長はこんなことを毎回仰ってました。が、「職場でも嫌でも男と接しなきゃいけないのに、今のわたしは男性不信だから恋愛御法度。彼氏なんていらんねん。」と毎回突っぱねてきました。
今年の9月、華ちゃんの突然のお散歩から始まりまたODや自傷が度重なったのでやむを得ず入院をすることにしたのですが・・・その時にもいろんな「違和感」を感じました。
これまでの数回の保護入院とは異なり、今回は自傷やODはみられたもののそこまでひどい状態ではなく任意での入院。早朝4時頃に救急搬送から入院手続きをした時にはまだわたしは半分意識朦朧としてはいましたが、保護室ではなく個室に入ったそうです。
数時間後、水を飲みたいなと思い個室を出たとき、同じ病棟にいた年の近い若い男性患者さんが一人、近づいてそっと声をかけてきてくれました。なんでもsakuraのパジャマのボタンが掛け違えてしまっていたらしく(救急隊の方が器具をつけた際の出来事だとは思うけど)丁寧になおしてくれました。
お薬の処方って勝手に変えるもの???
入院中、食後に順番にお薬をもらい看護師さんの目の前でそれを飲むのですが、いつの間にかデパス1mgが、1.5mgに変更されていることに気づいて質問しました。
看護師は「院長指示だからねー、はい飲んでね」と言いましたが、そもそもわたしまだ院長の診察受けてないハズやねんけど。
いくらODしたからって、DID再発したからって患者の同意も相談もなしに勝手に処方を変えるのはどうも納得がいかない。。
入院している数日間の間、病棟内の他の入院患者さんからも、ここの院長えげつないで、評判良くないで~、という類の話を聞いてますます不信感が募ってきました。
数日が経過して、勤務していた会社を退社することを決め、夜職のお店も辞めました。
何だかんだでこの9月でB病院には1年3ヵ月以上通院していましたが、よくなるどころか悪化してたわけだし、このまま院長の診察を続けてもよくなることなんて考えられないんじゃないか・・・
そう思いその日に父に電話して、やはり以前診てもらっていたC病院へ転院したいことを伝えました。
「お前がB病院に不信感を持っていて、以前のC病院の先生のほうが信頼できるなら、パパは反対しないよ。自分で決めていいよ」と言ってくれたので、退院前に転院希望の旨を看護師に伝え、退院時の診察で紹介状を出してもらいました。
B病院の院長からは「患者の悩みや困りごとに寄り添う姿勢」が感じられなかったし何より「解離性同一性障害ってのは幸せになれば治るんだから恋愛することが1番の薬だ」とナゾの持論を一方的に決めつけたように言われてきたことは今でも残念に思います。
病院選びは「主治医や病院の診療方針を信頼できるかどうか」
再び、5年ぶりにいまの病院へ通院するようになり、まず初めに主治医から告げられたのは「デパスね、今問題になってんのよね。コレまず断薬していこう。そっから始めよう!」でした。
当初、B病院で処方されていたデパスと、睡眠薬のハルシオンは、精神科の学会でも問題視されているそうで非常に依存性が高いようです。(知らんかったけど)
お薬の依存性の高さってこれまで正直、気にしていませんでした。
同じくベンゾアゼピン系のジアゼパムに処方を変更していただき、睡眠薬もニトラゼパムに変更されました。
離脱症状。
その後、いわゆるデパス漬けになっていたわたしの身体には
デパスの離脱症状が強く現れました、が長くなったので今日はここまで☆
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sakura