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玉子と牛乳。あまり語られないほうの海外スーパーマーケットの話。
今回はカナダでの生活についてお話します。スーパーマーケットについては山ほど話せる内容はありますが、今回はみなさんが一度は写真で見たことがあるかもしれないあの「ザ・外国!」という感じの野菜売り場・・・・の話はやめて、ちょっと地味だけどへ~ってなる、生活しているからこそ語れる玉子と牛乳売り場の面白い違いについてお話ししたいと思います。
私は海外旅行に行ったらできるだけ現地のスーパーマーケットに行ってみることにしています。見たことのない野菜やフルーツが売られていたり、また普段見かけるものでもいくらくらいで売られているのかチェックしたり。まさに現地の生活感が出ていて楽しいんです。お土産もスーパーで買うことが多いです。安いし美味しいものの宝庫ですよ!
玉子や牛乳は日本へのお土産には向きませんが、これからカナダに初めて来る方の参考になったり、行けなくても行った気分になっていただければ嬉しいです。
玉子は買う前に開けてチェックすべし!
日本の玉子は10個1パックが基本ですが、カナダのスーパーマーケットでは玉子は1パック12個、1ダースで売られています。「12個だからダースです」ってチョコレートのCMがありましたが、本当に1ダースという単位は12個のことです。英語ではDozenなのでダースではなくて「ダゼン」と発音します。
数年前はセールで1パック$1.99で売られていることもあったんですが、毎年少しずつ価格は上昇。最近はセールでも1パック$2.89で買えれば安いと言われるようになりました(それでも1パック$1.99時代が忘れられない私は、高っ!って思いながら買ってます(^^;
日本では透明なプラスチックの入れ物に入って開けられないようになって売られているかと思いますが、こちらでは厚紙でできた入れ物に入っていて、簡単に開けられるようになっています。こんな感じ:
注意しなければいけないのは、見出しでも書きましたように、
玉子はかごに入れる前(買う前に)必ず開けてチェックしないといけません。
「チェックって何を?」と思われるかもしれませんが、12個全部割れていないかをチェックするんです。日本の常識だと信じられませんが、特にセールの時だと多くの人が触るからかいくつか割れているのをよく見かけます。紙の入れ物で日本のように外からだと見えないので必ず開けてチェック!周りを見るとみ~んなやっていて、どうやら常識なようです。またお店の人もビックリするくらい割れた玉子を売り場にほったらかしにしています。
もう一つ玉子でいえば、こちらでは生で食べるのは危険です(これは割と皆さんご存知ですかね)。どうやら日本の玉子の商品基準とカナダ(または外国)での基準は違うようで、日本では生でも食べられる鮮度が基準で売られていますが、こちらでは生で食べるのが日本ほど一般的でないこともあり、生で食べられる鮮度というのは求められていません。代わりに賞味期限は恐ろしいほど長いです。玉子の賞味期限はたいてい1か月以上先。日本の基準をもって初めて見た時は賞味期限の長さにギョッとしたのを覚えています。なんならポテチのほうが賞味期限が短いことがあります。
4リットルで売られる牛乳
久しぶりに日本に帰ってスーパーに行くと、1リットルで売られている牛乳を見て小っちゃ!と思うようになりました。こちらでももちろん500mlや1リットルパックも売られていますが、それらは小さいサイズです。
カナダのスーパーマーケットでの牛乳パックの一般的なサイズは2リットルです。また、これはどうやらアメリカにもないらしいのですが、カナダでは4リットルの袋売りの牛乳も一般的です。大きな袋の中に4リットルが3袋に分かれて入っており、それを専用のミルク・コンテナーに入れて使います。コンテナーはこんな感じ:
トップの写真は牛乳売り場ですが、下の2段が袋入り4リットルの牛乳です。ちなみに真ん中の段が2リットル、その上(上から2段目)に1リットル。ね、1リットルが小さく見えるでしょ?笑
牛乳の賞味期限も玉子同様、日本より長めでたいてい2週間以上もち、また大きいサイズになるほどmlあたりの値段が安くなるのでお値打ちです。最近は4リットルがセールだと$3.99ほど、通常は$5.39くらいで売られています。
日本でも低脂肪牛乳は売られていますが、こちらは牛乳の種類も豊富です。牛乳の種類っていうのも新しい感覚ですよね。Skim(スキム)ミルクと呼ばれる脂質0%から順に、脂質1%と2%、Homo(ホモ)ミルクとも呼ばれ日本の牛乳に一番近いのが一番脂肪分の高い3.25%です。これら4種類は4リットルサイズでも売られています。ちなみに日本の低脂肪乳は脂質が0.5%から1.5%だそうなので、こちらの1%に一番近いですね。幼児には3.25%をあげるようにと、お医者さんから言われました。
なんならそこからさらにクリーム部門に入ると、Light Cream(ライト・クリーム)と呼ばれる脂肪5%、Half and Half (ハーフ・アンド・ハーフ)が脂質 10%、Table Cream(テーブル・クリーム)と呼ばれるのが脂質18%で最後に日本でもお馴染みの生クリームがWhipping Cream(ホイッピング・クリーム)で脂質が35%ほどです。このクリームグループにはさすがに4リットルはありませんが、500mlと1リットルのサイズに加えて237mlという小さいサイズも売られています。
ホイップクリームはご存じかと思いますが他のクリームは一体何者かと言いますと、ライトクリームからテーブルクリームまでは主にコーヒーによく使われます。もちろん料理やお菓子作りの時に使われたりもします。コーヒー用に関しては人それぞれの好みや健康志向の違いなどでみなさん選んでいるようです。ちなみに私は大した理由もありませんがコーヒーには10%クリーム派です。
玉子を買う前に開けてチェックするところから牛乳選びまで、たった玉子と牛乳だけでもこんなに違うカナダのスーパー。知らないと牛乳売り場で迷子になってしまいそうですよね。もしカナダに行く(来る)機会があったら、ぜひスーパーにも立ち寄ってみてください。
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