不可解なこと
私は受験生なので一人で部屋で勉強していることが多い。
一人でいると例のフラッシュバックが起こる。
でもそれは、周りの人間からすれば「ただの甘えだ」という。
「中学生にもなって気持ちの切り替えすらもできないのか?」
切り替えができないからフラッシュバックするのだろうか?
私はあの恐ろしい風景に囚われたまま一生
生きていかないといけないのか?
「しんどい」なんていう簡単な言葉でこの思いが言い表せるのか?
早く忘れてしまいたい。
忘れてしまえばきっともうフラッシュバックは起こらないはず。
辛い記憶を塗り替えるべく、新しくできた友達と一緒に帰る。
確かに、一緒に談笑しながら帰っているときは
フラッシュバックは起こったことがない。
家につき、一人になったときが一番多い。
特に多いのは寝る前だ。
気をそらすために、ユーチューブを見る。
夜中2時ぐらいまでずっと見てしまう。
勉強がしたくないわけではない。
勉強は好きだ。
一人でいるとき、学校や塾で集団でいるときに
フラッシュバックが起こりやすい。
スタバなどで自習しているとき、他人同士の会話が聞こえる場所だと
起こりにくい。
忘れてしまいたい。
どうしようもない。
全て私の「甘えだ」として乗り越えていくしかないのか。
期待されすぎてしんどい。
大人の前ではいつもにこにこしてしまう。
自信があるように振る舞ってしまう。
私がフラッシュバックで苦しんでいることをきっと知らない。
知っているわけがない。伝えてないから。