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算術の古本を購入。表紙の絵が横山隆一だった!

日本の古本屋というインターネットの大型古書専門店があります。もう、かなり長くお世話になっています。

戦前の算術の面白そうな本があればと、日本の古本屋で検索をしたら、『母の算術』と題した書が出てきました。
戦後、矢野健太郎が書いた『お母様のさんすう』(暮しの手帳社)がとてもいい内容だったので、似たタイトルのこの本もきっと知的な面白さがあるだろうと思い、ポチしました。

本が届き包装から本を取り出してみると、表紙に味わいがあります。

この表紙を描いたのが横山隆一です

文字が特徴的で、これなんだかちょっとすごいと思っていたら、出版社名までイラストで描かれています。表紙全体が手描きなのです。

表紙をめくり、扉の裏面の端っこに、やや大きめの文字で「箱 表紙 扉 横山隆一 装幀」と記されていました。四コマ漫画「フクちゃん」で有名なあの横山隆一です。

ネットで調べたら、四国に横山隆一記念まんが館があることがわかりました。この本もきっとあるに違いないと思います。

少し中身を読みました。著者の武井俊一郎は、指は計算器、大いに使うべしと指の活用を奨励しています。私も大賛成です。指の数が元になって数が十進になっています。数の大本は指なのです。

(横山験也)