流し素麺野口塾 始まって以来の珍事に野口先生 神対応!!
25日(木)の午前10時からスタートしました。「流し素麺野口塾」です。
お昼は流し素麺を皆さんでいただきました。
皆さんが食べ終わったころ、驚きのハプニングが起こりました。
参加していた一人の先生が流し素麺の近くを歩いていたら、なんと涼暉荘の床が抜けてしまいました。怪我は無かったのですが、ふくらはぎから下が床にはまってしまい抜けません!
急遽、床板を切って、足を救出することになりました。この時の野口先生の対応がまさに「神対応!!」。
この状況を見て、参加者から「板をずらせば…」という声も上がりましたが、くぎで固定されていました。
状況を見た野口先生、さっと、長いくぎ抜きとのこぎりを持ち出しました。
くぎ抜きはてこの原理で板をはがすと分かります。のこぎりも板を切ると分かります。ですから、「若い先生、やってください」と言ったのですが、野口先生からは「これは私でないとできない!」ときっぱりと。御年89才、野口先生の神対応がここから始まりました。
野口先生は①②と切り、三角形に床板を切り取りました。見ていた私は「なぜ三角形に?」とポカン状態でした。
次に、野口先生は③を切ります。「どうして③を切るのか」それもよくわからずにいました。
すると、次の瞬間、三角形に切り抜いたところにくぎ抜きを入れ、てこの原理で下のように赤い部分の板をパキッと割ってはがしました。
赤い部分がはがれた瞬間、どよめきが起こりました。足もするりと安全に抜けました。大きな拍手も起こりました。
さすが野口先生です。
床板をはがし終わって、野口先生のされたことがようやく理解できました。床板が正目だったのです。ですから、割れやすい正目の性質を利用して、切るべきところを決めていたのです。同じ板を見ながら、私はそこに気が付きませんでした。
最小の面積(つまり、床の損失も少なく、労力も少なく、それでいて安全に救出する)で、合理的に救出するにはどこを切ればよいか。瞬時に判断されたのが野口先生だったのです。
野口先生は日常生活でも名人だということが実によくわかりました。
敷地内にある巨大な工具置き場は、だてではないことを知りました。
流し素麺野口塾は8月24日(土)にも開催されます。参加してみようかなと思われましたら、<こちら>からお申込みを。
野口先生のお声が届くオーディオブックも大好評です。<こちら>からどうぞ。
(横山験也)