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買った本、紹介!

テスト1日目が終わった!真面目に勉強したおかげかかなり出来が良かったと思う。テスト期間は1秒もスマホを見てないおかげか、単純に物量で押し切った感あります。
私の勉強サイクルは学校→図書館 or カフェという流れなのですが、勉強が一通り終わり、家に帰るまであまりにも娯楽がない!(ちなみに家帰ってからnoteに反応してくれた人のツイートをちょっとだけ見てます、本当にありがとうございます泣)娯楽がないと、勉強や自分、学校、友達についてずっと悩んで耐えられない。そのフラストレーションを「本を買う」という
行為で満たしてしまってるので家に新しく買った本がたくさん積まれていってます。本を買う、読む、noteを書くくらいしか楽しみがないテスト期間なので、これを機会に買った本を紹介したいなと思います!!


1,柄谷行人「意味という病」

思想、批評界隈ではとても有名な柄谷行人氏の著作。私の悩んでしまう癖についてこれ読んだ方がいいよ!と勧められて買った本。著者の批評・エッセイ集でタイトルの”意味という病”に触れた「マクベス論」は本当に凄かった!
『「悲劇」と関連するのはピューリタニズムの教義内容ではなくて、その底にあるもの、すなわち自己を無限に拡大していくことに対する自信の崩壊、自分自身を処理することのできない重苦しさである。』
『マクベスをとらえているのは、「自分で孕んで自分で生まれる化け物」なのであり、~自分で自分を処理しえない重苦しさが、明確な知的意志を蝕みはじめたのである。』
ここの部分は自分のことを指しているみたいで恐ろしかった。なにより「自分で孕んで自分で生まれる化け物」という言語化が凄まじい。

2,千葉雅也「センスの哲学」

みんな大好きな千葉雅也!もともと著者の「現代思想入門」、特に「勉強の哲学」が大好きで、そろそろ買うか、という気持ちになり購入。「勉強の哲学」と地続きな内容で「哲学(現代思想)」を実生活に生かすという一貫した姿勢には毎回感動している。
千葉雅也氏の本は分かりやすく、明日にでも違う自分になれるきっかけを与えてくれる人なので皆さんもよかったら読んでください泣

3,東浩紀「存在論的、郵便的: ジャック・デリダについて」

これもわざわざ語る必要もない東浩紀!「存在論的、郵便的」は東浩紀氏の最初の著作であり、浅田彰「構造と力」と並んで日本の現代思想を語る上では外せない本と言われてる。
「構造と力」が個人的に難解で、一度読んだだけでは理解しづらい文体なのに対して「存在論的、郵便的」は素直に内容を伝えようとする文体で書かれていて驚いた。
まだほとんど読めていないけど、機会があれば絶対に読んでおきたい!!

4,伊藤計劃「ハーモニー」

伊藤計劃!デビューして2年で亡くなってしまったが「虐殺器官」「ハーモニー」はゼロ年代を代表するSFと言われている。しかし、私がTwitterで繋がっているオタクたちはみな伊藤計劃があまり好きじゃなくて、逆にどんなものなんだと思い購入。まだ半分ほどしか読めていないが、文体といい、時系列の動き方といい、どことなくエロゲ感?(那須きのこ感?)があってそこが好き嫌い分かれる要素なのかなと思った。
個人的には普通に面白いです!!

5,古井由吉「杳子・妻隠」

古井由吉は元々エッセイを読んだことがあって、それがとても刺さっているので、いい機会だと思い購入。著者の出来事に対して深く深く考え抜いた先にまた同じ場所に立っている、ようなところが好きで、生きる上でそのようなイメージに影響を受けて生活している。
少し硬質な文体だけれど、とても刺さる文章を書く人だなーという感想!


こんな自己満足すぎるnoteでごめんなさい泣。少しでも気になったら読んでみてください。あとテスト頑張ります!!

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