NASA 火星でヘリ飛行に成功
NASAは19日、火星探査車「パーシビアランス」に搭載されていたヘリコプター「インジェニュイティ(『創意工夫』という意味)」による飛行に成功したと発表した。
地球以外の惑星での動力飛行は、これが初めて。
火星の大気は地球の約1%と非常に希薄。
気圧が低いため、揚力を得るためには通常よりも速い速度でプロペラを回す必要があった。毎分2500回以上回転させることで、離陸、上昇、ホバリング、下降、着陸の一連の作業に成功した。(普通のヘリコプターは毎分1300~2100回。ちなみにこれは、扇風機の回線数より少ないらしい)
今回の成功により、将来探査車がたどり着けないような場所についても、動力飛行を使った探査が出来る可能性が出てきた。
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