舞台『魔法使いの約束』~私に刺さった理由を考察してみた
こんにちは🌷
本日は先日千秋楽を迎えた舞台『魔法使いの約束 第1章』を観劇してきた際の感想というか、まほステが私に刺さった理由3選を書いていこうと思います!自分でも驚くほど刺さったので…。前半は軽く作品の紹介を、後半は主に実際に観劇した方向けの私なりのレポになると思います。
早速書いていきます!
※もしこの記事を読んでまほステ配信見てみようかなと思ってくださった方、今千秋楽公演のアーカイブがDMMで配信されています!6/14までです!ご検討ください!
舞台『魔法使いの約束』とは?
まず初めに公演概要から。
〇作品情報
舞台『魔法使いの約束』第1章
▼公演日程:2021年5月14日(金)〜5月30日(日)
▼劇場:天王洲 銀河劇場
▼チケット料金:S席→11,500円(非売品特典付き)、 A席→8,800円
▼出演
【中央の国】
オズ:丘山晴己
アーサー:北川尚弥
カイン:岩城直弥
【北の国】
スノウ:奥田夢叶
ホワイト:田口 司
ブラッドリー:中村太郎
【東の国】
ファウスト:矢田悠祐
ヒースクリフ:加藤大悟
【西の国】
シャイロック:山田ジェームス武
ムル:橋本汰斗
真木 晶(賢者):新 正俊
クックロビン:星乃勇太
ドラモンド:平川和宏
ヴィンセント:今 拓哉
上野聖太 川口大地 山口敬太 杉山諒二
▼原作:『魔法使いの約束』/coly
▼脚本・作詞:浅井さやか(One on One)
▼演出:ほさかよう
▼音楽:坂部 剛
▼振付:本山新之助
▼あらすじ:
舞台は魔法使いと人間が共存する世界。一年に一度近づく「大いなる厄災」と呼ばれる月によって甚大な被害を受けた世界に賢者として招喚された主人公が、21人の「賢者の魔法使い」達と共に次の大いなる厄災の接近に向けて訓練と戦いを重ねる中で、絆を深め心を繋いでいく。(Wikipediaより)
↓公式HP
『魔法使いの約束』は、名前の通り魔法使い達が主要な登場人物なのですが、特に魅力的だなと感じたのはそのストーリー。ゲームもプレイしていたのでストーリーを知っている状態で観劇しましたが、改めてストーリーの良さに感動しました…。ストーリーの良さはこの記事を読んでくださっている方は十分承知だと思うので、以下はその他の魅力を書いていこうと思います。
※がっつりネタバレを含みますのでみたくない方はここでお引き返しください!
刺さった理由その1:楽曲、楽曲の使い方が好みだった
一つ目の理由はミュージカル作品の醍醐味である楽曲にありました(そう、この作品は舞台というタイトルでありながら実質ミュージカルめちゃめちゃ歌います)。
まずとにかく楽曲が良かった!キラキラした楽曲だったりミステリアスな楽曲だったり、幅広い曲調の楽曲たちが出てきたのですが、どれも聞いただけで「あ、魔法使い…」と察することのできるメロディーになってるんです。特にメインテーマの楽曲は始まりから終わりの一音まで隙なくまほやくの世界観が反映されています。
(細かい話にはなりますが、私はあのメインテーマの最後の一音があるとないとではかなり楽曲のイメージが変わってくると思いました。あの一音がさらにが曲のミステリアスな雰囲気に拍車をかけているというか...)
どの曲も素敵で本当に大好きな曲ばかりなのですが、特に西の国の2人の曲(「月に焦がれて」)はグッときましたね...西っぽさがものすごく伝わってくるおしゃれな曲調はもちろん、シャイロックとムルの表情のギャップにやられました。
そして楽曲の使われ方もとても刺さりました。というのも、今回のまほステはほとんどの楽曲が主軸の数曲をアレンジした使いまわしたものだったと思います。
メインテーマのメロディは私の記憶の中では少なくともファウスト、オズが少し曲調と歌詞をそれぞれのキャラクターに合わせたものにアレンジして歌っていましたし、ファウスト瀕死の時のBGMは後半のファウストソロ曲のオルゴールバージョンでした。(ファウストばっかり覚えてるなと思ったそこの方、正解です私の推しはファウストです笑)
このように同じメロディを繰り返し使われることにより曲で感情を操られているというか、慣れ親しんだメロディが流れる安心感があったなと思いました。賢者が1人で歌い始めた楽曲がアーサーのソロ曲のフレーズにつながって一つの曲になり、最終的に全員で歌い出しときは鳥肌が立ちました...。賢者とアーサーの思いが重なり、魔法使いみんなの心に届いたんだなというのがメロディからもわかるなんて天才なの...?
刺さった理由その2:魔法のような演出に心が踊らされた
2つ目の理由は演出です。紗幕(映像が写せるけど舞台面の照明をつければ透けて舞台面が見える的な幕)の使い方や映像と舞台のアナログ感とのバランスはとても2.5しててもちろん良かったですが私が特に感動したのは度々出てくる魔法のような、手品のような演出でした。
魔法使いの乗るほうきを舞台上に出すときにシャボン玉が出てきたり、キラキラ(映像)に触れた瞬間本物のキラキラが舞台上に降ってきたり、ヒースがキラキラシュガーを飛ばして見せたり、ファウストが炎を手から出したと思えば手で消したり...。挙げたらキリがないほどたくさんの魔法的演出が散りばめられていました。
一個一個を見るだけだと「おぉ...すごい手品...」程度でもあそこまでたくさん出てくると「うわーすごい魔法だ...!」というテンションになりますし、次はどんな魔法を見せてくれるんだろうと終始ワクワクした気持ちを継続できました。しっかしファウストのあの炎はやってる本人熱いだろうな...笑
刺さった理由その3:キャスト陣のバランスが好みだった
この理由はもしかしたらオタク特有のものかもしれませんが、2.5次元俳優の中でも若手の方々とベテランの方々のバランスが好みでした。
私の中で特に若手の俳優さんを見る魅力は
・全力、がむしゃらな感じを見る感動
・同じ作品でも後半になるにつれての大きな成長 を見れる。
というのがあるんですけどその代わりやっぱりクオリティは見ているこちらも無意識に妥協している部分があります。
一方、2.5次元俳優のなかでもベテランの域に入る方々を見る魅力はやはりなんと言っても安心安全のクオリティだと思います。この人なら安心して見に行ける!この人が歌うならそれだけでもう楽しめる!と思わせるほどの実力がある人がいるというのは本当に大事なことだと思います。
そんな中で今回のまほステはその2つのバランスがとても良くて、若手の皆さんのキラキラ感とがむしゃら感が舞台の輝きを増減させていましたし、それに加えてベテランの方々の技術が作品全体のクオリティを底上げしまくっていたなと感じました。まぁまほステは若手の皆さんのクオリティもめちゃくちゃ高かったんですけどね笑
以上が私がまほステにハマった理由でした!
もし気が向いたら(需要があれば)、キャストごとの感想などものんびり書いていこうかなーと思います。
まほステは3章構成で上演することが発表されてますし、2章の公演情報も先日公開されたのでこれからも楽しみですね!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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