○早朝のひとりごと

「素直」と「無神経」は紙一重だな、と最近よく感じる。「この言葉を使っても、この子なら大丈夫」って思っていない?受け止められるって思っている?
残念、それは思い違い。

笑っていようが心は怒っている。そして笑った自分に恥ずかしさを感じる。



悪意を込めていない言葉の時ほど、鋭利になることがある。一番狡くて遣瀬なく感じる言葉ランキング第一位は「冗談」。


冗談という言葉の意味を調べようと思い、検索画面を開いたら
「冗談   意味がわからない」
という検索が出てきた。

これだけで、誰かがそっと傷ついたのだな、と感じてしまった。


ちなみに冗談の意味は以下。


[名・形動]
1 遊びでいう言葉。ふざけた内容の話。「—を交わす」「—を真に受ける」
2 たわむれにすること。また、そのさま。いたずら。「—が過ぎる」
「—な女どもだ。みんな着物をかぶってくるは」〈滑・膝栗毛・六〉

weblio辞書より

「遊び」「ふざける」「たわむれ」「いたずら」
どの言葉も、線引きが曖昧で人の精神面を問われるような言葉。

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人は必ず多面的な性格を併せ持っていて、尊敬する部分もあれば、首を傾げてしまうような時もある。けれど丸ごと許容できて初めて大人になるのかな、とふと思った。


嫌なことを言われた、嫌なことをされた。
その事実は消えないけれど、
その人と今後も向き合っていくために、
今後も付き合っていくためには、

自分の中の何かを変えなければいけないのかもしれない。

けれど、それを変えたくないのであれば、その人との関係はそれまで。


そんな当たり前のことに、ようやく気づけたような気がする。



盲目的な「好き」や「尊敬」は危険だ。
本当にその人の言葉しか聞こえなくなってしまう。その人の発言を「全て正である」と捉えてしまうから。


盲目的になるのは楽だ。立ち止まって自分で考える必要がないから。その人のせいにしてしまえるから。自分の足で進まなくてもいいから。


そうはなりたくないな、と思う。
だからこそ、きちんと客観視できる力を持たなければならない。


そんな早朝の通勤ラッシュ。

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