負け犬入院体験記 #4 十日目・希望は持てない
※pixivFANBOX無料ブログ記事再掲です。
これを読むあなたは、将来に希望を持っているだろうか。
ブログ更新用に書くこの文章はあくまで自分語りのためのものなので、自分のことを語るとするが。
僕は将来への希望というものが持てない。
バカだから難しいことはかんがえられないが(その時点で普通に明るい将来など望むべくもない)、どう考えても詰んでるとしか思えないのだ。
まず、僕は働こうにも働ける気がしない。何故か。かつてバイトの面接で落とされた経験があるからだ。
落とされただけならまだいい。企業とのミスマッチなんてありふれている。けれど、問題はそれがトラウマになっていてまともに面接を受けられる気がしないということである。
バイトでさえも必要とされない人間がまともな企業で働けるだろうか。
無能にきれいなトラウマの花を咲かしてくれたあの企業は、しっかりと社会のふるいとしての役割を果たしたと思う。
また、自分は作家という夢を抱いているが、それも現実的ではないと思っている。
何故か。自分には実力もなにもないからである。
もう一度言おう。僕には実力などない。
ただちょっと小説を書けるからって思い上がった凡人である。
長編小説は書けて当たり前。しかも売れるものを。最低限売れるクオリティの文章をコンスタントに書けなくてはならない。
当たり前の努力すらしていない自分を、出版社は選ぶだろうか。当たり前のことすら出来なくなった自分を、出版社が選ぶだろうか。
そもそも実力不足である。仮に最低限度の実力があったとして、SNSで自嘲してばかりの自分をわざわざ選ぶ理由などあろうはずもない。
また、仮に作家になったとして、僕はコンスタントに書けない。筆が遅すぎる。原稿が上がらない作家をいつまでも面倒みれるほど出版業界は甘くないはずだ。
また、体力もない。出版が決まって忙しくなったりしたら、またメンタルを病んでしまいかねない。入院なんてことになればもう救えない。
そもそも、ストレスに弱い。どこでどう働くとしてもストレスに耐えきれるという保証がない。無職で暇をもて余していたくらいだったのにうつで入院している現状をみれば、そもそも作家以前に働くことそのものが絶望的だと思う。
生きてくだけなら生活保護でどうにかなるだろうが、そもそも申請方法がわからない。というかそうまでして生きていきたいとも思わない。
以上、僕が詰んでる理由。
ひとついうことがあるとすれば、これは「このままの自分では」という前置きがあってのものだ。
もし面接で頑張れれば。もし、また小説が書けるようになれば。もっと筆を早くすれば。
けど、残念ながら出来るわけがないのである。
もっと頑張ってどうにかなることならもうやってるだろうし、やったところで現状は劇的に変わるわけでもない。そもそも普通に出来ることでもない。まして凡人未満のサルモドキが出来るわけない。
じゃあこんなこと列挙してなにになるかといわれても、なにもならないのである。
結局自分は自分がかわいくて、不幸に酔いしれたいだけなのである。
「自分かわいそう! かわいそうな自分かわいい!」
はっ、一生自己憐憫にむせび泣いてろ、クソ野郎。
死にたいが、親や周りの人間が止めてくる。死ぬに死ねないが、生きていこうにも詰んでる。どうしようもないと思う。
もうきっとどうにもできないだろう。早く死にたい。
こうして不幸に酔って自己憐憫を続けて、人生を終えるのだ。早く終わってしまえ、そんな人生なんて。
死ねよ。なあ、死ねよ。