我が家には便利家電に名前をつけるカルチャーがある
家事は家電に頼りっぱなしの我が家だが、特に愛されている家電が2つある。我が家では愛され家電には名前をつけるカルチャーがあり、それぞれに名前がついている。
ぜひ今回はその子達を紹介したい。
大型のタンク式食洗機(愛称:ピカ美)
我が家で最初に名前がついた記念すべき便利家電である。
我が家は賃貸だが、築40年くらいの古いマンションで、水回りもだいぶ歴史を感じる。そのため、分岐水栓をつけることができない。
分岐水栓をつけることができない=食洗機を設置できない
というのが一般論だ。もちろん分岐水栓不要のタンク式食洗機があることは知っていたが、一人暮らしか、せいぜい二人暮らしを想定した小さいものが多い。我が家は5人家族だ。1度の食事で食洗機を2回まわすなんて絶対ムリだ。
諦めかけていたその時、この子に出会った。
タンク式の食器洗い乾燥機「NP-TSP1」。約4人分のお皿が入るすぐれものだ。我が家は大皿にドンと盛ることが多いので、一度で全員分を洗うことができる。
そして、驚くほど洗浄力が強い。手で洗ったときと比べものにならないほどお皿がピカピカになった。
そして、彼女の愛称は「ピカ美」になった。
しばらく使っていると付属の水くみで何回か水を汲んで注ぐのが面倒になった。そこで2Lのペットボトルのお尻を切り、蛇口からペットボトルを通して直にタンクに注げるようにした。ピカ美の弱点はなくなった。
もうひとつ、ピカ美の良いところは、パナソニックが公式で定額利用サービスを提供しているところだ。月額1760円~のお支払いで、3年間支払えば製品をもらえる。
食器洗い乾燥機定額利用サービス
トータルで払う金額は通常の新品を買うよりもやや高いが、以下の特典がある。
3年間無償保証。故障したら修理 or 新品と交換してもらえる。
解約したら、以降の費用は払わなくて良い。
とくに我が家にとって良かったのが2だ。我が家のキッチンは非常に狭く、正直に言うと、公式サイトに書かれている設置条件よりもわずかに狭かった。
ギリギリ入るのではないか…入らなかったらどうしよう…と私は逡巡した。そしてこの定額サービスを知り、「入らなかったら返品しよう」を腹をくくって申し込んだのだ。そして、無事にぎりぎり入った。神様ありがとう。
ピカ美が今日も活躍してくれるお陰で、皿を洗っている間に仕事をしたり、家事をしたり、子どもの面倒を見たりすることができる。
ピカ美よ、毎日ありがとう。愛してる。
電気圧力鍋(愛称:うま美)
もうひとりの相棒がうま美だ。正式にはティファールの「クックフォーミー」という。
電気調理器は色々あるが、この子の特徴は以下の2つ。
とにかく時短で作れる。
最大で6人分まで作れる。
電気調理器ではシャープのホットクックの方が有名だと思う。あちらは冷やす機能がついていて、朝に食材をセットし、日中は冷蔵の状態で鍋内をキープし、指定時間にタイマーが入って帰宅時には夕食ができている、という使い方ができる。オフィスで働くワーキングマザーには最高の機能だと思う。
しかし、在宅勤務の私にその機能は必要ない。
仕事が終わった後に急いでスーパーに買い物に行き、買ってきたものを使って30分以内に調理を終えて食べたいのだ。
そして、我が家の食欲旺盛な5人を満腹にしないといけない。かたまり肉とか、鶏の手羽とか、魚の切り身とかを野菜と一緒にうま美にぶっこんで、調味料を加えてスイッチオン&放置しておけば6人前の夕飯ができあがる。最高すぎる。
脳のメモリも使わない。夕方のスーパーで値下がりしていたタンパク質をメインにすえて、あとは適当な野菜と調味料をうま美に入れればよいのだ。今日のごはんは何にしようと悩む時間が格段に減った。
なんでも美味しく作れるので、うま美を使って娘たちが料理をしてくれるようになった。
私が出勤の日は夜ご飯にカレーを作って待っていてくれたり、クレームブリュレを作ってふるまってくれたりした。
全く失敗しない。必ず美味しい。すごいぞ、うま美。
昨日の晩ごはんも今日の晩ごはんもうま美が作った煮物だ。明日はガスコンロで冷凍ギョウザを焼く予定だが、明後日としあさってもうま美だと思う。
うま美のおかげで料理が上手になった錯覚を覚える。
唯一の弱点はクックフォーミーのラインナップがよくわからない点だ。「タッチ」とか「エクスプレス」とかよくわからない。ママ友にうま美の便利さを力説するとスマホで調べて「どの機種?」と聞かれたりする。わからない。さっきまで力説していたのに機種も知らんのかい!と思われただろうか。恥ずかしい。
うま美の弱点はそれくらいだ。うま美、毎日ありがとう。愛してる。