たいせつなことば
福士くんは言った。
「(スリル・ミーは)絵画を見る感覚と似ているかもしれない。
誰かは『切ないな』って思っているかもしれない。
でも、別の誰かは『イライラするな』と思っているかもしれない」
成河さんは言った。
「花見と思って。
一人は同じ花を見て苦しい思い出が甦って泣いてるかもしれない。
もう一人は同じ花を見てきれいだな(って泣いてるかもしれない)。
そんな2人がなにげなく目があって『どうも』なんて言葉を交わす。
でもその2人が同じ花を見ながら抱いている感情は真逆。
演劇もそれでいい。
特にスリル・ミーは見て感じたことをそのまま大切にしてもらえればいい。
正解なんて知る必要はない。」
スリル・ミーの特別配信の対談で2人が話してたことば。
この言葉、めちゃめちゃいいなーって。
「そうだよね」って思ってても、なかなか難しいなって思うことも正直あるし。
でも、こうやって役者2人に言ってもらえると、
「迷ったら、そこに立ち返ろう」と、拠り所になることばをもらったなー、と。
今は何でも簡単にネットやSNSで情報が入る時代。
なので、自分よりもより考察が深い方、観劇経験のある方の意見とか考えも目にすることはとても多くて。
もちろん読みたくて読んでるんだけど。
ただただ感心することばかりなんだけど、その一方で、自分が同じように受け取らなかった、感じなかったなってときは
「私、見間違えてたのかな~」
「私、心がドライすぎるのかな~。ちゃんと見てたのかな~」
「私、無知だしな~」って、ちょっと落ち込んでしまうこともしばしばあって。
これきっと私だけじゃないと思うんだよねー。
一定数、こういう考えしてしまうかたもいると思う。
でもきっと
『そんな必要ないんだよ!
何でお客さん同士で勝手に決めつけて納得して、それが正解みたいになってるの!?』
って、成河さんなら言ってくれるかなーってこのことば聞いて思った。
真意は別のところにあるよ、とかこれについても言われるのかもだけど、
私はことばどおりに受け取って、そうだよね自由でいいよね、
どんな感想でも、自分が心に刺さったもの、頭抱えたこと、そういう自分自身が感じたことを大切にしていいよね!
と、少し落ち込んだときに拠り所になる言葉をくれたなーって思ってる。
昔は観劇日記みたいのも良く書いていて、それを何年かあとに見返したらめちゃめちゃ幼くて「わか!テンションわか!」とか恥ずかしくなったりすることもあるけど、それと同時に「あーこういうこと考えてたな」とか、そのころの自分を思い出せたりもして。
だから、スリル・ミーも同じだよな!って。
いろいろあって、こういう長文を残すことってもうしばらくしてこなかったけど、やっぱそのとき感じたことは残しておきたいし、
また何年後かにスリル・ミー見ることがあったら
「やっぱそうだよね!」とか「あー昔はこう思ったのかー」とかまた振り返りながら、いろいろ見つめ直せたりもするかな。と。
なので、まとまりがないなーと思いながらもスリル・ミーの感想(解釈なんてあまりかけないからほんと感想)をつらつらと書いております。
そうは言いながらも私はあまり自分に自信がないので、
これから先もきっとフラフラしまくるし、落ち込むだろうけど。
自分が受け取ったものを大切にしよ。
って、そのときは成河さんと福士くんが言ってくれた言葉を思い返そうかなって思う。
どうしよ、成河さんと福士くんへの好きな気持ちが日々膨れてしまって、楽しい。
私の心の中ではもはや「そんちゃんせいちゃん」です、2人は~。
福士くんは昔から知ってるから福士くん呼び変わらないと思うけど、
成河さんはまだ知りたてほやほやなので、もうそんちゃんと勝手に呼んでしまっている~。
そんちゃんせいちゃんってやっぱかわいいな、アラフォー2人してかわいいな~。