お天道様はちゃんと見ていてほしい
ライブ会場など人の集まる場所では様々な禁止事項がある。場内の撮影は禁止だとか、大きな会場であれば終演時に退場規制があって、しばらく(場合によってはかなり長く)席で待たされる。ほとんどの人はそれに従う。
そして、ごくごく少数の、従わない人たちがいる。
禁止と知っているのに平然と写真を撮る。係の人が「撮影は禁止です」と言うけれど、直接その人に厳しく言うわけでもない。だからまた撮る。そしてまた「撮影は禁止です」と言われるけれど、別にスマホをチェックして該当の写真を削除されるわけでもないから平気だ。
まあ、そんな母娘(と言っても50代と20代という感じ)が目の前におりますと、この家族は日々どのような生活をしているのだろうかと思ってしまう。退場の時も、周りが未だ座っているのに二人だけがスイと立ち上がって、出口に向かって行った。思わず心の中で「スゲー」といってしまいましたよ。それだって別に、係の人に追いかけられて「まだですよ!」と止められるわけじゃない。
子供の頃からずーっと、「そういう人」を横目で見て来た。そういう人がこういう大人になって、またそういう子供を育てるんだろうか。
ズルした人の後から、我も我もと席を立つ人が出たら現場は大混乱だ。ズルする人がズルできるのは、ズルしない人の方が大多数であることのおかげなんだな。
「お天道様は見ている」ってよく言うけど、ちょっとしたズルをするくらいは、お天道様も見逃していたりしないだろうか。
他にもっと見逃せない悪事がたくさんあるのも分かるけど、ちゃんと見ててよね。