楓の定点観測2024-1かな
昨年、ずっと見ていた楓(モミジバフウ)も若葉の季節。小さな手を広げ始めている。
春のこの季節、登校時間を過ぎた頃に学校に向かう親子の姿をよく見る。小学生一年生だったり、中学一年生だったり。
真新しい、少し大きな制服や鞄。
大抵は親子で楽しそうに話しながら歩いて行く。遅刻の理由なんか、私には分からない。
でも、毎年見るなーと思う。
今年の楓の葉が去年の葉とは違うように、去年見た子はもう2年生になっているはずなのに、まるで全く同じ光景を見ているように思う。
幼稚園に入りたてでも、小学一年生でも中学一年生でも、大学一年生にしても新社会人にしても、フレッシャーズが纏っているあの空気。あれはどこから醸し出されるんだろう。
私の中にはもう、その種、みたいなものはないのかな。
真新しい服を着たって、何も変わらない。