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新せ界ヴィジョンはただの目標設定ではなかったという説 毎日note neo #46 櫻坂な水曜日 2024年10月16日付

推しメン松田里奈の念願だった。
アニメ主題歌。
厳密には主題歌ではないかもしれないけれど、アニメに関われることで、櫻坂とは今まで接点のなかった層に訴えることができる。

ポケモンというと、極大案件だ。
知らない人を探すのが難しい。
もちろん、名前は知っていてもアニメは観ない、という人も多いだろうが、この極大案件に選ばれたという事実が大切である。

そんな中で今日のテーマは…

昨年行われた新せ界。
出口に掲げられたヴィジョン、トプ画の質問への各メンバーの回答が示されていたわけだが…

ここに松田里奈はこう述べた。

偶然ではなく、これがどんどん現実になっているという、夢溢れる世界。
意図的なのか、偶然なのか。
検証。


まず。


新せ界開催は、AAAよりも遥か前ではあった。
確かに、それまでもフェスが未経験というわけではない。むしろロッキン等、ありがたいことにフェスには何度も参加させていただいてはいる。

でも、櫻坂は歓迎されていた。

ほのが言うのはおそらくだけど、「櫻坂?は?なんでアイドルがノコノコやってくるわけ?目にもの見せてやるよ」くらいの空気のフェスで、そんな空気を自分たちのパフォーマンスで一変させたい、という意味だと推察する。

おそらくそれに近かったのが、昨年初参戦で今年も呼んでいただいたジャイガであり、なんといっても海外フェスとして呼んでいただいたパリやマレーシアのJapan Expo、さらには2023Asia Artist Awardsであっただろう。中でも海外フェスは、かなりアウェーの雰囲気を感じることができたはずだし、得るものも大きかっただろうなと。

そしてこれが、今年2024年の香港、韓国、さらにはMTVの本場でアジア代表に名を連ねていることへと繋がっていくと思われる。

ほのの言うとおり、そこにチャンスはあった。



二度目の東京ドーム公演が決まったとき、彼女のこの言葉を思い出した人はやはり多かった。

確かに櫻坂として最初にドーム公演となった2022年は、正直まだ櫻坂としての立ち位置が定まっていなかったというのもあり、また二期生が主となってというより、明らかに菅井友香卒セレの意味合いが強かった。大功労者の彼女の卒業の舞台としては当然相応しい。しかし、二期生の想いとしては、守屋麗奈のこの偽らざる部分はあっただろう。正直な言葉として示してくれて嬉しかった。

櫻坂となって二期生が前に出て進んできたのは間違いない。最初はそれがどちらに転ぶか分からず、正直見ていてハラハラしたところはあったけれど、それが間違いではなかったことを確実に証明した。
その願いは、たとえ時間がかかっても達成されると私も思っていた。

このときは。

新せ界が終了し、三期生がグループの中で存在感を増すに従って、グループの注目度も上がっていった。もちろん三期生だけではないけれど、三期生が加入してから飛躍的に伸びたのは事実としてある。

そんな中で行われた、3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE。
おそらくここで私は、初めて「注釈付き指定席」「ステージバック席」というものの存在を知った気がする。それまでにそんなものは聞いたことがなかった。
例えば、他のアイドル界隈をご存知の方、中でも乃木坂を推していらっしゃる方にはお馴染みの言葉なのかもしれないけれど、欅坂から櫻坂・日向坂しか知らない私にとっては初耳の言葉だったのだ。

ここから完全に潮目が変わった。

今や本当にチケットを取るのが難しいグループになった。

運営がどこのタイミングで抑えに行ったのか分からないけれど、2024年6月。
櫻坂二度目の東京ドーム公演が発表される。

そして今回は、間違いなく「自分たちの本当の力」で勝ち取ったドーム公演だった。


今になってこうやって振り返ると、すでにこの頃から卒業の準備には入っていたのだろうと思えるけれど、少なくともメンバーにとっての莉菜ちゃんは間違いなくそういう存在だったし、Buddiesにとっても、ここまで櫻坂に残って貢献してくれたのは感謝しかない。

乃木坂が憧れで、そんな乃木坂とは色も何もかも全く違うグループになって。
憧れと現実が違いすぎて、もっと早く卒業していても全然おかしくなかったのに、本当にありがとうと言いたい。


10thではBACKSのセンターを務め、BACKS  LIVEでは座長を務めることになった、推しメン村井優。
彼女を推す「らびゅーず」にとってはかなり印象的だったので、ここを目指していたにもかかわらず、表題に入れなかったという衝撃は相当あったように感じる。

でも、あの村井優を、なんの意図もなしに標題入りさせなかった、というのは極めて考えにくい。
あるとすれば、まだ三期生センター曲がないこと。そこに引っ掛ける意味で、BACKSのセンターを任せる、そのことで今まで彼女が通らなくてもよかった道を通ってもらう選択をした、ということ。
それはとりもなおさず、自らが中心になって物事を動かす、ということだ。

確かに、標題センターを、いきなり任される人もいる。一方で、じっくり育てた上で標題センターを任せる場合もある。
らびゅーずでなくとも、彼女がセンターの器であるところは疑いのないところ。そのための布石と考える方が筋が通る。

早ければ、2025年にもそのヴィジョンが現実になる可能性は十分ある。


結果としては、卒業までに「世界中」とはいかなかったものの、昨年はフランス、マレーシア、フィリピン、今年は前述のとおり、香港、韓国、場合によってはイギリスの可能性もあるという、そこまで櫻坂は来ている。
これもある意味、ヴィジョンが現実になった形。

欅坂時代にも海外のファンは多くいたが、この現状というか、欅坂が世界に出ていって云々、というのはあまり考えたことがなかった。
だからどう考えてもその部分は進化なのだ。欅坂からの進化。

彼女はおそらく、その辺りの変化を最も読み取っているのではないかと考える。一期生としてその歩んだ歴史がある、ということからくる広い洞察力も培っているはずだし、客観的にグループを見ることができるようにもなっているだろうし。

齋藤冬優花のダンスこそ、もっともっと世界の人に生で見てほしかったな。
間違いなくAmazing!の連発になったのに。



こうやって考えたときに、本当にヴィジョンに描かれたとことを着実に実現していく姿は痺れる。もちろん本人たちが願えば叶うわけではないし、多分に周囲の大人の尽力がほとんどを占めるだろうというのは理解している。
でも今までの道のりを考えれば、彼女たちにそれくらいの「ご褒美」をあげてもいいのではないかと思えるくらい頑張り屋ばかりが揃っているし、結果も出してきたのだから。


うん…

待てよ…

もしそうだとすると…

もし本当に、一つ一つのヴィジョンが実現の流れに向かっていくとするならば。


最後はこれが実現することなるというのか…


期待してますよ運営さん笑

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川島 雅隆(かわしま まさたか)
noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。