「嘘をつくのはいけないこと」

これはよく言われることですが、そもそも何故いけないのでしょうか。

私は小さい頃から常日頃嘘をつくのが癖で、一時期物凄く悩んでいました。物心ついた時には、親の期待に応えるために思ってもいない言葉がつらつらと口から出てきました。成績も、学校の役職も、嘘をつくようになりました。本心は明かさない。常に相手に合わせていました。

ここまでくると、もはや病的なのですが(今は治りましたよ!笑)、嘘をつく理由に、「相手の顔色を伺う」ことはあると思います。自分の実績を良く言うのも、相手に良い自分を見せたいから。誰かを庇う嘘も、誰かを思うから。誰かの顔色を伺って、嘘をつくのです。

その行為が何故いけないのか?というのは、
それが相手を裏切る行為だから、相手を困惑させる、騙す行為だから……?

「本人は相手を思ってやっている行為が、相手を苦しめる」

そう解釈もできるのです。

嘘を軽い気持ちでつく人もいれば、自覚もなく常習的につく人もいて、中には本心との乖離に苦しんでいることもあります。私達は、嘘をつくことはいけないと倫理的に理解していますが、時には嘘をつく側の、嘘をつく真の原因を考えてみるのも大事かもしれません。

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