アメリカに住むと逆に健康になる
私は夏から仕事でアメリカに住んでいて、その前にも学生時代にしばらくアメリカに住んでいました。最近アメリカに帰って来てよかったなあ、と言う理由の一つに、私はアメリカにいると健康的な生活になるというのがあります。
私は日本のとある地方で生まれて高校までずっと地方の公立に通っていました。体育は種目に限らず常に最下位争いをしていました。というか、幼稚園のときからそもそも走るのも遅いし何をやっても運動系はできなくて、外遊びが嫌いで部屋にこもってました笑
ですが、そんな私がもうジムに行き始めて4年。毎週最低一回は行き続けられています。気分が乗ってる週は2、3回行くことも。(ただし、日本に仕事のために帰った最初の年はやる気がでなくてサボった年が1年ありました。)
そして、最近はボルダリングも始めました。
そもそも、ジムに行き始めたのはアメリカで大学院に通っていた頃。そしてボルダリングを始めたのは仕事でアメリカに異動してから。どちらも友達に誘われて行き出して、1人でもそれが続いています。
アメリカだと運動する気になる、それは、なんといっても、アメリカにいると運動への心理的な壁が低いからです。
日本だと、やはり子供時代のトラウマがすごくて、全然行ってみる気にもなりません。体育の時間は、自分では吐きそうなくらい頑張っていても「お前、てろてろすんな!本気でやってないだろう!」といつも決めつけられて、とても苦しい時間でした。(そして実際に胃腸炎だったのに気付かず頑張りすぎて、グランドの手洗い場にダッシュで吐きに行ったこともありました。)体育祭の前なんか、練習が嫌すぎて学校に行きたくない、だからかぜにかかりたくて手を全く洗わない、と言う生活もしていました。(それで運良く、インフルと胃腸炎にかかって休めた年が2回ありました笑)また、スポーツでは全員の足を引っ張るので、毎回みんなに謝りながらやっていました。勉強は逆に学年トップ争いをしていたので、それも体育教師に目をつけられた要因の一つなのではないかと邪推しています。
大人になってからも、アメリカに帰る前の最後の1.5年は日本でジム通いを再開したのですが、ジムの筋トレに来てる人のほとんどがすでに筋肉が結構出来上がってる人たちでした。恥ずかしい気持ちで頑張って通っていました泣
学生時代の経験から、自分が日本の世間一般で運動能力が最低レベルだとわかっているので。
ですが、アメリカで筋トレやボルダリングに行っても、全然恥ずかしいと感じないのです。あんまりできてなさそうな人もかなりいるし、言い方悪いですがメタボの中年の方とかも結構見ます。そして、実感として自分と同レベル、もしくは自分よりできてない人も多数見かけます。
そのおかげで、私も通って大丈夫だな、と言う気持ちになります。また、アメリカ人は基本あまり他人のことを気にしないので、視線感じたりすることもほぼないです。(ジムの会費も日本よりかなりお財布に優しいから、幅広い層が来ているのかもしれません。)
アメリカで運動を始めてから、自分は身体を動かすこと自体が嫌いなわけではないと学びました。むしろ、勉強や仕事のように、やればやるだけ上手くなっていくのは楽しいし、見た目も良くなっていくので楽しく通っています。
運動以外にも、アメリカの外食やテイクアウトは基本あまり美味しくなくて、外食が生鮮食品と比べてべらぼうに高いです。なので、自炊のモチベも湧きます。昼ごはんもお弁当を自炊しています。周りのお弁当もタッパーにパンとブドウ詰めただけ、みたいな(日本の感覚では)低レベルな人がいるので、ここもプレッシャーがなくて良いです。
アメリカ留学すると太るとか巷では言われていますが、私の場合は逆にアメリカで健康になっています。
体重は5年くらいずっと2、3キロしか変わらないのですが、友達や親にも「痩せた?」と良く言われます。運動で少し筋肉がついたのかな、というのと、姿勢が改善されたのが大きそうです。