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労働局委託事業「年収の壁や賃金制度設計について」のセミナー講師

2024年12月18日、香川県内のある地域の事業所様を対象にしたオンラインセミナーで講師を務めました。
テーマは「年収の壁や賃金制度設計について」。労働局の委託事業としての講義で、配偶者手当、年収の壁、賃金制度設計、職務給の導入などについて、それぞれの概要をお話ししながら、相互に関連付けてお伝えしました。

実はセミナー当日、少し風邪気味で喉の調子が万全ではなく、声が最後まで持つのか不安でした。声がだんだん出にくくなる怖さを感じながらも、無事に90分間の長丁場をなんとか乗り切ることができて良かったです。普段から、体調管理には一層気をつけたいと思います。

セミナーでは、まず「配偶者手当」と「年収の壁」についてお話しました。配偶者手当の歴史的な背景や年収の壁が生じる仕組み、その結果として発生する課題などを解説し、時代に合わせて見直す重要性をまとめました。

次に「賃金制度設計」のポイントについて、日本の賃金制度の歴史を簡単に振り返りながら、伝統を否定せずに今の働き方や課題に対応する柔軟な設計の必要性についてご提案しました。

さらに「職務給の導入」に関しても触れました。職務給とはどのようなものかを簡単に説明し、導入方法についても具体的に解説しました。
しかし、個々の企業が、根本から考え方の違う新しい賃金制度を設計することは決して簡単ではありません。労働局の委託事業である「香川働き方改革推進支援センター」でも、無料でご支援を行っておりますので、ご活用いただきければと思います。

また、当事務所としても、中小企業が無理なく取り組めるような、それぞれの企業に合った賃金制度づくりのサポートに力を入れております。
適切な賃金制度を運用していくためには、その前提となる人事評価の仕組みも重要になってきます。人事評価制度は、導入すれば終わりではありません。一般的な評価制度をそのまま導入しただけでは、企業の実態に合わず形骸化してしまうケースが多く見られます。その結果、評価者である管理職の負担が増えるだけで、従業員のモチベーション向上や業績向上といった本来の目的を達成できないことも少なくありません。
当事務所では、賃金制度の設計と併せて、その企業の規模や業態に適合し、賃金規程とも連動した実効性のある評価制度を構築します。さらに、継続的なサポートを通じて、制度を適切に機能させることができます。これにより、公平な処遇や従業員の育成、業績向上など、人事評価本来の目的を達成できます。
もし、賃金制度や人事評価制度に関して課題を感じることがあれば、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

これからも企業の皆様のお役に立てるよう、より分かりやすく、実践的な内容のセミナーをお届けします。次回以降も多くの皆様にご満足いただけるよう、準備を進めてまいります。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

これからも、働きやすい職場づくりに役立つ情報の発信に加えて、日頃の活動報告も投稿していきます。感想やリクエストも大歓迎です!
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当事務所では、このような労務管理の課題に日々向き合い、多くの企業様をサポートしております。
今までの講師経験を活かした、セミナーや社内研修のサービスもご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

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