仕事から完全オフ!今話題の「つながらない権利」とは?
「つながらない権利」って知っていますか?仕事が終わった後、スマホやメールの通知から解放される権利のことです。この新しい働き方について、背景やメリット・デメリット、フランスの事例、そして未来の可能性を一緒に見ていきましょう!
1.ちゃんと休めていますか?
「やっと今日の仕事が終わった!」と思ったら、スマホに次々と届く仕事の通知…。そんなこと、ありませんか?
リモートワークやスマホの普及で、どこにいても仕事の連絡が来る時代。でも、それって本当に良いことなのでしょうか。
最近注目されているのが、「つながらない権利」。仕事が終わったら、職場や仕事の連絡から完全に解放されるという働き方です。今日はこの「つながらない権利」について、考えていきます。
2.どうして「つながらない権利」が注目されているの?
仕事が終わっても連絡が絶えない…。かなりストレスに感じる方も少なくないでしょう。この権利が注目される背景には、今の時代ならではの事情があります。
(1)働きすぎ問題が深刻
長時間労働や過労死、聞いたことありますよね。実はこれ、スマホやリモートワークでさらに加速しているとも言われています。「休むべきときに休む」、当たり前のことを保証するために、この権利が注目されているのです。
(2)フランスでは法律に!
フランスでは2017年に「つながらない権利」が法律で認められました。たとえば、勤務時間外にメールや電話に応じる義務はナシ。これで、労働者が仕事を忘れてリラックスできる時間を確保できるようになりました。
3.賛成?反対?様々な意見があります
この「つながらない権利」、良い!という声もあれば、ちょっと待ってという意見もあります。それぞれの主張を見てみましょう。
(1)賛成派の意見
ストレスから解放される
「仕事のことを考えなくていい時間」ができるだけで、心の健康が守られます。しっかり休んでリフレッシュした方が、翌日もっといい仕事ができる、という人も多いです。プライベートを大切にできる
家族や友人と過ごす時間、趣味を楽しむ時間……。そんな「自分の時間」を取り戻すことができるのは、大きなメリットですね。
(2)反対派の意見
緊急時の対応はどうするの?
特に医療やサービス業では、緊急対応が必要なこともあります。完全に「つながらない」ことが難しい仕事もありますよね。業務効率が心配
連絡が翌日まで持ち越されると、スケジュールが遅れたり、チームの仕事が滞ったりするという懸念もあります。
4.未来の働き方、どう変わるの?
では、この「つながらない権利」、これからの働き方にどう影響するのでしょうか。将来的にどうなっていくかは、様々な可能性があります。
AIが仕事をサポートするかも
AIが緊急の連絡を代行してくれて、本当に重要な場合だけ通知を届ける――なんて未来が来るかもしれません。日本にも広がるかも?
フランスで法律になったように、日本でも「つながらない権利」が広がれば、働き方そのものが変わるかもしれません。課題も残るかも…
業種や仕事の種類によって、この権利を導入するのが難しい場合も。みんなが平等に働きやすくなるためには、まだまだ工夫が必要そうです。
5.あなたはどう思いますか?
「仕事が終わったら完全にオフにしたい」派ですか?
それとも、「緊急時には対応したい」派ですか?
どちらが正しいというわけではありません。でも、「働き方」について少し考えるきっかけになるといいなと思っています。まずは、自分にとってどんな働き方が理想的なのか、考えるところから始めてみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
「つながらない権利」は、私たちの働き方と休み方について考えるきっかけを与えてくれる、これからの時代に欠かせないテーマです。技術や社会の進化とともに、より良い働き方が実現していく未来に期待が膨らみます。
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