健康オタクの私が陥ったサプリへの依存
健康に気を遣っている人は、きっと健康食品の類いを一度は購入したことがあると思う。
私もそのうちの一人で、本当にハマっていた時期は一ヶ月に一万円以上も費やしていたほど。(お恥ずかしい・・・)
そんな、私が過去にサプリ依存に陥ってしまった経緯とその結果を書いていきます。
きっかけは持病を治したかったから
私は激弱な胃腸の持ち主で、10代の頃からIBS(過敏性腸症候群)に悩まされている。原因が分からず毎日お腹と格闘する日々。お腹の調子を整える方法をネットで検索することは、毎日の日課となっていた。
そんなある日、IBS症状を有する人の何割かはSIBO(小腸内細菌異常増殖症)という病気も合併しているということを知る。そしてその対策の1つとして、抗菌効果のあるハーブが有効であるとのことだった。
私はSIBOだったのかも!と思い、さっそく抗菌ハーブを調べた。すると、見たこともないアメリカ製のサプリがあれよあれよと出てくる。
でもこんな海外製のもの、日本で買えるの?と思っていたら、今では簡単に購入できる個人輸入サイトがあると知った。私はさっそくハーブのサプリを購入した。
アメリカから送られてくるからかなり時間がかかると予想していたけど、注文から4日程度で届いて驚いた。こんなに簡単に買えるんだ、すごい!と感動したのを覚えている。
その後、残念ながらそのサプリは効果が得られず、ゴミ箱行きとなった。
次から次へと試したくなる”サプリジプシー”へ
最初のサプリが合わなかったため、私はまた別のハーブの入ったサプリを注文した。そこから私はサプリジプシーへと進化する(笑)
最初は持病のために、腸に良さそうな消化酵素やプロバイオティクスなどを試していたが、そのうちサプリで人体実験している感覚が趣味のようになってきて、美容系のサプリにまで手を出し始めた。
そうなると一日に摂取するサプリが10種類くらいにまで増えてきて、訳が分からない状態になってくる。
でも私は、理論的に身体にいい成分を飲んでいるのだから、いいに違いないと信じて疑わなかった。
事前に知るべきだった副作用のリスク
その当時の私は、サプリを検索するのが毎日のルーティンワークになっていた。しかし、大事なことを調べていなかった。
そう、副作用です!
私はサプリを飲み始めてから、実は全くお腹の調子は良くなっていなかった。むしろ、副作用と思われるような症状が起きていて、どんどん調子が悪くなっていった。
例えば、夜中に中途覚醒したりなど・・・
そこで止めておけばいいものを、私はその副作用で出てきた症状に対して、また別のサプリで何とかしようとする馬鹿な行動をとっていた。
サプリでどうにもならないことをやっと悟る
そんなこんなで、サプリに依存した生活は1年ほど続いた。
どんなサプリを飲んでも一向に体調が良くならないので、飲まない方がいいのでは・・・と薄々感じてはいた。しかし依存状態になっていた私は、サプリを飲まなくなることへの恐怖感がとてもあった。
結局、持病とは別の病気を発病したことで、ようやく止める決心がついた。私はそれまで購入してきたいくつものサプリをゴミ箱に捨てた。
サプリを服用するときは下調べを!
結果として、私はサプリメントで健康にはなれなかったし、むしろ悪い状態になってしまった。だけどこれは、私が無知なままサプリを服用したことが原因。
だから今回の記事は、サプリメントを否定してる訳ではないとご理解いただきたい。
持病を治したい一心でサプリに手を出す人がいるとしたら、私みたいにどうかならないで!
そして、もしサプリを服用するなら必ずしっかりと下調べを!
そんなん当たり前だよ!って思うことかもしれないけれど。
病気を治さなきゃ治さなきゃっていう焦りは、人を思いもよらない行動に走らせると思うから。
どうか立ち止まって考えてみてほしい。
そのサプリ、本当に必要?