ジェットストリーム
千年前の北欧を舞台にしたジョン・マクティアナン監督作品「The 13th Warrior」より、トラブルに巻き込まれたアラブ人旅行者をアントニオ・バンデラス氏が演じています。若い頃から目力が強い方ですね。
バイキングの分家で王が永眠し、息子が王を継ぐ儀式の場面から物語が始まります。そこへ本家から王子が着ます。「蛮族に襲われているから至急加勢に着てほしい・・」部族の掟にのっとり12人の戦士を選びます。そしてこのタイトルの状況に陥ります。
偶然居合わせたバンデラス君もゲストに選ばれてしまい、バイキング本家の土地へ赴く旅に参加します。背後にみえる金髪男子は分家の王子を演じるウラジミール・クリッチ氏であります。ムキムキマッチョな俳優さんですね。
琵琶湖もしくは瀬戸内海みたいな場所をバイキング船で渡河します。もしかすると佐世保のような半島の先端へ船で先回りしたのかもしれません。陸路からは蛮族の大群が押し寄せているようですから・・
岬から数百メートル内陸側の丘にバイキング本家の砦があります。度重なる蛮族の波状攻撃で陥落も時間の問題のようです。そこへ選ばれし12人の戦士+バンデラス君が到着します。
中央が本家の王。白いドレスの女性が娘、次期王女さまですね。王子はまだ小学生で分家の集落に疎開しているようです。13人の戦士に選ばれなかったためお留守番役になったようです。
こちらは婿養子第一候補の貴族のようです。13人の戦士として馳せ参じたウラジミール君のことをよく思っていないようですね。蛮族と戦う前に少しドロドロした出来事が起こります。自分の背中も気をつけていないと・・(私の苦手な人間模様です)
日暮れとともに蛮族が押し寄せてきます。熊の毛皮をかぶり、松明と火矢を多量にもって、馬で駆け寄ってきます。我々は城壁に引きこもってひたすら敵の火矢を耐えしのぎます。
この時代は弓が飛び道具です。バンデラス君は彼に弓を補給する係で奮闘します。そして、攻める側の蛮族はこの弓の戦士に対して切り札を送り込みます。
霧と闇夜と噴煙にまぎれて、熊のように健脚な戦士三人を三縦列で送り込んできます。たぶん50メートル未満まで近寄り一気に駆け込んで攻めます。
弓の早撃ちで先頭の二人は射止めます。が、最後の三人目が10メートル以内の間合いに入ってきます・・
頼みの弓戦士が敵に打ち取られてしまいました・・ この窮地を弓矢運び役だったバンデラス氏の奮闘で救われます。その活躍はDVDでご視聴いただくと幸いですが、今日の締めはバンデラス君ではありません。
「ジェットストリーム仮説」長射程の遠距離攻撃を封じ、これを撃破する戦法。敵が再装填(Reload)する時間に詰め寄り接近戦に持ち込む技。
このお方が蛮族の前線指揮官であり、ジェット・ストリーム・アタックの生みの親として描写されています。いまから千年前のできごとのようです。
説明不要のアレでございます。ご購読ありがとうございます。
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