
甘茶の記憶
今日は4月8日「灌仏会(かんぶつえ)」お釈迦様の生まれた日。花が咲く季節なので、お誕生を祝う降誕会が「花まつり」になったのだそうです。
花まつりには<甘茶>・・・
2012年に深大寺近辺のお施主さまに納品したのが4月7日のこと。施工が終わり周辺で宿をとった翌日は、NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」で全国に一躍名を馳した「深大寺見物」と決めていた。
想像通り、深大寺参道のとっかかりから<ゲゲゲの鬼太郎>尽くしの土産物屋が立ち居並ぶ。見上げると、正面の山門奥には大きな枝垂桜が見え隠れしていた。その枝垂桜を進むと何やら人だかりの塊が。
そう4月8日、折しもお釈迦さまのお誕生日。
参拝者たちは、ちいさなそれでいて存在感のある誕生仏に甘茶をかけてお釈迦さまを供養しているのだった。
傍らのま白いテントには甘茶のお接待があり、小さな小さな紙コップに入った甘茶をいただくことができた。とても自然な甘みでもう一杯お代りを欲しいと思ったほど。はしたないので我慢したけどね(笑)。
多分、きっと、間違いなくどこかでいただいた記憶の味だったけれど、どこだったかさっぱり思いだせない。
子供が仏教系の幼稚園や中高に行っていた頃、甘茶の行事はあったけれど父兄が参加することはなく、甘茶がどんなものかという具体的な思い出はなかった。
なので、その日から、私の甘茶の記憶は「深大寺」にあることとした。