![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126595666/rectangle_large_type_2_1e4f7acc15d3313db11d953077cba300.jpeg?width=1200)
うちのお雑煮・大阪市中央区船場近くの場合
元旦と二日三日のお雑煮、二種類あるだなんて!
嫁いで一番に習得したのがこのお雑煮です。お餅はどっちも丸餅です。
![](https://assets.st-note.com/img/1704346402272-0FL1xtBzhK.jpg?width=1200)
元旦(おついたち)だけのお雑煮。
白味噌仕立ては元旦の特権で元旦だけに食べる白味噌仕立のお雑煮。真っ白な気持ちで迎える正月。小芋、雑煮大根など白いものを丸く切るのも特徴。金時人参なども丸く切り、椎茸、生麩、丸いものならなんでも入れます。
焼き豆腐だけは四角く切ります。
二日と三日は焼餅と水菜だけのすまし仕立て。
あっさり、さっぱり、シャッキシャキで美味しいのです。
どっちも、昆布と鰹の一番出しを引いて作ります。一番出しを煮立ててはいけません。
お澄ましの味は、ほんのちょっとだけ濃くするのがよいように思います。 水菜を入れたらすぐに盛り付けてください。決して水菜を煮てはいけません。水菜におだしをからめるだけの気持ちで入れています。
私の実家は三が日とも白味噌仕立てでしたので、ずいぶん驚いたものでしたが、半世紀以上この風習ですので、もうすっかり馴染んでしまっています。
関東では同じすましでも具がたっぷり入って豪華ですね。 関西のお雑煮は白味噌仕立てでも、すまし仕立てでもとても質素なものです。
お正月から贅沢せずに身を引き締める意味も込められているのでしょうか。